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前回の全快を全開で!※丸パクりだけど(^o^)


 いとしのえりい(千葉恵里 AKB48)とMステ・ティッシュ(^o^)



山下美月&北川悠理(乃木坂46)


 暗闇でしか見えぬものがある

暗闇でしか聞こえぬ歌がある

まるで私の前回記事を全力で補ってくれるかのような有り難い記事がある(^o^)

その前にいくつかの嬉しいニュースがある

先ずはミュージックマガジン最新号(5月20日発売)が

ももクロちゃん\(^o^)/




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株式会社ミュージック・マガジン
@MMRC_magazine
·
May 13
5/20発売 ミュージック・マガジン6月号のお知らせです。

【特集】 ももいろクローバーZ

【特集】 「本土復帰50周年」の沖縄音楽

□ アルカ
□ 坂本慎太郎
□ ハイライフ30選

ほか


もちろん購入するんだZ~~~っと~~~~!!!\(^o^)/




次回「CDTV」にこのブログで盛り上がる羊文学が出まっせ\(^o^)/歌うのは私の大好きな「光るとき」と「あいまいでいいよ」

見ませう\(^o^)/

あっ、ただ今絶賛放映中NHKドラマ「17才の帝国」の主題歌を歌ってるのがその塩塚モエカさん(羊文学)



坂東さんの曲に歌詞を書き、歌いました。「声よ」というタイトル。主題歌になっている、NHKドラマ『17才の帝国』はじまりました。とても!おもしろいですよ!みてね


やはり要注目\(^o^)/


「Love music」で今、大人気のお笑い芸人オズワルドが

 出囃子がよしだたくろう「りんご」だった

青春の一曲が中島みゆき「重き荷を負いて」

救われた一曲が竹原ピストル「カウント10」

今、大好きなのが私立恵比寿中学

シンパシーを感じまくりましたね(^o^)



【OJ(小山卓治&小沢健二)が薫る(労働と学業)】


話題の映画「シン・ウルトラマン」主題歌、今をときめく米津玄師「M八七」さすがにかっこよく決まってますが、カラータイマーを真正面から?歌ってしまった(^o^)教祖様(オザケン)の冴えない&ダサい「ウルトラマン・ゼンブ」がそれでも何故か大好きな私です(^o^)損な教祖様、不倫疑惑に続きまたまた好感度を下げる?話題が 
大宮エリーさんとのAERAにおける最高学府同窓対談(^o^)東京大学とは一体何ぞや?(^o^)

以下、丸パクりです




大宮エリー
@tsubu_ellie
·
May 7
ぜひ見てくださいね
小沢健二パイセン、素敵です。
学生時代のはなし。
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AERA
@AERAnetjp
 · May 6
【5月9日発売】
大宮エリー「東大ふたり同窓会」

“オザケン”こと小沢健二さんが登場。小沢さんは自身の今について「それこそ、僕は東大文Ⅲそのまんまです」と語り、歌詞を書くときや朗読をするときに東大時代が影響を与えていると自己分析します。

ほかにはない“東大談義”注目です。



作家・画家の大宮エリーさんの連載「東大ふたり同窓会」。東大卒を隠して生きてきたという大宮さんが、同窓生と語り合い、東大ってなんだろうと考えます。2人目のゲストはシンガー・ソングライターの小沢健二さんです。

 大宮:今まで小沢さんとお会いしても、大学の話なんてしたことなかったですよね。
小沢:全然ない、ない。

大宮:数年前に大カラオケ大会で会いましたね。誰の企画だったのかな。

小沢:あれは僕だったんです、実は。僕、パーティーが好きで。

大宮:相当盛り上がって、あれはエンターテインメントでしたね。小沢さんも歌ってくださって。

小沢:当時アメリカに住んでいて、日本のカラオケは特にクールだと思っていました。今もアメリカに家はあるので、帰れるなら帰りたいんですけど、コロナで帰れなくなって。

大宮:以前、東京オペラシティでのコンサートに行きましたよ。

小沢:ありがとうございます! 10年前のですね。曲と曲の間にすごく長い朗読をやって、朗読劇なんだか、コンサートなんだか(笑)。

大宮:すごいよかったです。影絵もあって、朗読も素晴らしくて。

小沢:僕はコンサートでMCするのが苦手なんです。ぱっとおしゃべりしてすごく面白いことを言うみたいなのもできない。だから、歌詞と同じように全部書いて全部読むんです。一昨年はインターネット番組で、1時間半朗読だけの配信をやったら、ものすごくたくさんの方が見てくれて、DVDも売れました。朗読は、それこそ大学の延長なんですよ。

大宮:そうなんですか!!

小沢:文学とか美学とか勉強するじゃないですか。そんな流れで、自然に朗読をするようになっていって。

大宮:うんうん。

小沢:もちろん、音楽でポップソングを作るのは得意だけど、それ以外の部分、劇っぽいこととか、哲学っぽいこととか朗読でやるようなことが元にあって、その昇華としてポップソングが出てくる。


大宮:みんな小沢さんの音楽も好きだけど、その哲学的な部分にひかれていたから、朗読もがっぷり四つで向き合うんでしょうね。
小沢:なんか変な話ですけど、それこそ、僕は東大文IIIそのまんまです。今もそうですけど、僕はかなり綿密に歌詞を書くので、そういう根気の良さとか、仕掛けっていうか。ここでこう言ってたことが、ここでこうなるみたいな書き方は。あと、哲学っぽいこと、歴史の上に立って考えたこと、教養学部っぽいことを歌詞に入れたくなるんです。


 大宮:なんで東大を受けたんですか。
小沢:うん……いや、あんまり深くは考えてないかな。東大に入るのに必要なのは受験でしょ。でも受験に受かるのは小さな特技だよね。人間に100億通りくらいの属性があるなかで、記憶力がいい特技のある人の集まりっていうだけ。

大宮:うんうん。

小沢:大学のブランドとか大学名で云々、というやつは、あれは何にも意味がないんだなっていうことが、東大に入ると一番わかった。

大宮:入ってそう思いましたか。それとも社会に出てからですか。

小沢:入っているときかな。当時、ロック雑誌の撮影を中断してさ、「これから大学で授業なんで」って抜けるときとかすごい冷やかされた。だけども、実際には東大生とか東大教官の世間的なイメージなんて虚像で、大学に行けばみんなが普通に暮らしている。だから人に対する変な偏見もなくなって。

大宮:普通だという側面もあるけど、いい出会いもあるじゃないですか。

小沢:それはある。だから、今も感謝しているし、それこそ、大宮さんがふたり同窓会やりたい、みたいな気持ちもわかる。

◯大宮エリー(おおみや・えりー)
1975年、大阪府出身。99年、東京大学薬学部卒業。広告会社勤務を経て、独立。映画「海でのはなし。」で映画監督デビュー。クリエイティブのオンライン学校「エリー学園」を立ち上げる
◯小沢健二(おざわ・けんじ)
1968年、神奈川県出身。93年、東京大学文学部卒業。代表曲に「ラブリー」「今夜はブギー・バック」「ぼくらが旅に出る理由」など。全国ツアー「So Kakkoii 宇宙 Shows」が6月3日からスタート
※AERA 2022年5月16日号








そんな嫌われ者の不人気教祖様ですがいよいよ史上最強(大編成!)のツアーが迫りしみじみとワクワクしてきました(^o^)オザケンのセットリストが凄いことになってる発言に嘘偽りはないと思います 間違いない\(^o^)/


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Ozawa Kenji 小沢健二
@iamOzawaKenji
·
May 14
ライブは「非日常」の空間ですが、ここ2年の世の中では、何が日常で何が非日常か、よくわからない。

今回のツアーでは、白昼夢を見るように、時間の流れから外れてしまう? 仕掛けをしています。

 2年前の日付のチケット、有効です。ありがとう。全国どこでも、2年前と同じ会場、同じ席です! セットリストが、すごいです。



 

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鈴木慶一
@keiichi_suzuki
·
May 11
昨日は曾我部くんとレコード倶楽部。その後、そば屋へ。KERAに教えてもらったとこ。で、KERAも登場。k1


曽我部恵一、鈴木慶一、ケラ(ケラさんの奥方、女優の緒川たまきさんも一緒だった模様 なんたる顔ぶれ!!!!!)



ところでケラさんですが盟友鈴木慶一さん率いるムーンライダーズやその慶一さんとのユニットNo Lie-Senseの活動に触発されたのか?音楽活動に力を入れるみたいですが?以前に


 
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
@kerasand
·
11月21日
ずっと封を開けずにいた小沢健二の新譜を聴いてる。多幸感に溢れ、実際楽しそうな歌声で、世界が広くて、歌詞カードもジャケもギミカルな作りで読みにくいのが嬉しい。
新譜なのに、気持ちはどうしても90年代に戻ってしまう。ロンバケ時代、俺が一方的にライバル視していたプリンス。


などとつぶやいてましたが

どーやら当時例のオザケン『LIFE』みたいなアルバムが作りたかったようです※まーくん調べ


そして今


ケラリーノ・サンドロヴィッチ
@kerasand
·
May 13
レコーディング、セッティングが終わって、皆で小沢健二を聴くところからスタート。



果たして令和の「LIFE」を目指すのか?(^o^)ケラさんの音楽、有頂天もロンバケも知らないし No Lie-Senseでしか知らないけど聴いてみようかな?






碧ちゃん(あおちゃん)総合垢
@plopola2021
·
22h
小沢健二ってフリッパーズやった後に泥臭い南部のロックやったり、サブカルのヒーローになったのにテレビに出てスターになったり、あの人は兎に角いつも裏切っていくよねw
私は結構それが好きなんだけども、ふるいにかけるような事を定期的にするから、そこで乗れなかった人ってアンチになるよねw




碧ちゃん(あおちゃん)総合垢
@plopola2021
·
May 15
フリッパーズギターって"日本の音楽なんて全部駄目!"みたいな、めちゃくちゃ極端な洋楽原理主義者みたいな感じだったンだよね。
世界基準志向だったのよ。そういう価値観"日本スゴイ"嫌いみたいなリベラル仕草の元になっていくんだけども、今の小沢健二は逆に日本スゴイを連発していくの面白い




な、なんとあっちゃん(前田敦子)の「エイリアンズ」!!!!!
かと思ったら違った(^o^)

さて本題の丸パクりですが(^o^)

前回ブログの関ジャム記事は昨年のランキングと今回のランキングをこのブログ的ポイント3曲「恋するフォーチュンクッキー」「エイリアンズ」「若者のすべて」に絞っていたわけですが、ネットでたまたま見かけたこのプロのライターさんの記事はそんな私の脆弱な記事をまるで補強するかのように昨年と今年のランキング全体をちゃんと網羅して、その上で私のポイント楽曲「エイリアンズ」「若者のすべて」を分析されてます ただ「恋チュン」の11位からまさかの圏外には関心が無い模様ですが?(^o^)また「今夜はブギーバック」の低評価を嘆き?(^o^)それはそれはスージー鈴木さんの紅白歌合戦記事以来の大いなるシンパシーを感じたほど(^o^)この人とも気が合いそうです(^o^)面白いよ

それではどうぞ!



 
【『関ジャム』令和世代のベストソング4位にフジファブリック、2位にキリンジが入った衝撃。昭和世代ライターがその理由を考察】


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 5月6日に『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)のゴールデン2時間スペシャルが放送された。平均年齢25.8歳の若手人気アーティスト48名に一斉アンケートを実施し、総合ランキングのベスト30を発表する特別企画だ。題して、「令和に活躍する若手アーティストが選ぶ 最強平成ソングベスト30」。


 若手アーティストによる選出だから、おそらく90年代前半の楽曲は分が悪いはず。あと、小室哲哉の全盛期は94~97年と意外に短いのでたぶん入らないだろうし、ビーイング系、浜崎あゆみらのサウンドは現役世代には刺さらない印象だ。


 cyzo日刊サイゾー2022.05.15
 今の若手に刺さるミュージシャンとは? そこを基準にすると、宇多田ヒカル、Mr.Children、スピッツ、椎名林檎あたりが順当だろうか。もちろん、今の若手バンドに最も影響を与えているBUMP OF CHICKENのランク入りも確実という気がする。

 ちなみに、同番組が昨年3月3日放送回に実施した「J-POP20年史 プロが選ぶ最強の名曲ベスト30」は以下だった。

1位:Official髭男dism「Pretender」
2位:SMAP「世界にひとつだけの花」
3位:MISIA「Everything」
4位:BUMP OF CHICKEN「天体観測」
5位:King Gnu「白日」
6位:サザンオールスターズ「TSUNAMI」
7位:Foorin「パプリカ」
8位:YOASOBI「夜に駆ける」
9位:森山直太朗「さくら(独唱)」
10位:平原綾香「Jupiter」
11位:AKB48「恋するフォーチュンクッキー」
12位:椎名林檎「ギブス」
13位:中島美嘉「雪の華」
14位:Perfume「ポリリズム」
15位:平井堅「瞳をとじて」
16位:キリンジ「エイリアンズ」
17位:米津玄師「Lemon」
18位:レミオロメン「粉雪」
19位:あいみょん「マリーゴールド」
20位:宇多田ヒカル「traveling」
21位:SMAP「らいおんハート」
22位:ゲスの極み乙女。「私以外私じゃないの」
23位:星野源「恋」
24位:サカナクション「新宝島」
25位:元ちとせ「ワダツミの木」
26位:Superfly「愛をこめて花束を」
27位:夏川りみ「涙そうそう」
28位:Mr.Children「HERO」
29位:ピコ太郎「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」
30位:B’z「ultra soul」

「おジャ魔女どれみ」から「東京事変」へ続いていく雑多なランキング



 
90年代を代表する「今夜はブギー・バック」はまさかの37位

 20位以上の内容は後で紹介するとして、ひとまず31~50位のランキングから。

31位:椎名林檎「ギブス」
32位:YUI「CHE.R.RY」
33位:King Gnu「白日」
34位:槇原敬之「どんなときも。」
35位:SMAP「夜空ノムコウ」
36位:JUDY AND MARY「そばかす」
37位:小沢健二 featuringスチャダラパー「今夜はブギー・バック(nice vocal)」
38位:ゲスの極み乙女。「私以外私じゃないの」
39位:MISIA「つつみ込むように…」
40位:米津玄師「Lemon」
41位:Mr.Children「Sign」
42位:くるり「ばらの花」
43位:Chara「やさしい気持ち」
44位:小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」
45位:モーニング娘。「ザ☆ピ~ス!」
46位:Original Love「接吻 kiss」
47位:KinKi Kids「硝子の少年」
48位:GReeeeN「キセキ」
49位:米米CLUB「君がいるだけで」
50位:久保田利伸 with ナオミ・キャンベル「LA・LA・LA LOVE SONG」

 急に、アラフォーに聞いたみたいなランキング内容になっていて驚いた。いや、そもそも若い世代が昔の曲を知らないという認識が間違っているのだろう。サブスクやYouTubeで、昔の名曲はいくらでも漁れる時代である。

 ただ、31位以下とされる楽曲たちがこんな下位に収まっているという事実が、アラフォーの筆者からすると驚きだ。令和世代からすると世代じゃない平成前半の楽曲は、やはり分が悪い。



 特に、「今夜はブギー・バック」である。今も多くの若手からカバーされているし、個人的にはこの曲こそが90年代を代表する名曲だ。10位以内には軽く入っていると思っていた。

 JUDY AND MARY「そばかす」が36位だったのも、違う意味で意外。JAMには他にもっといい曲(「Over Drive」「くじら12号」等)がたくさんある。サブスクで昔の楽曲に触れるものの、決してアーティストすべてにアクセスするわけではない。サブスクを経由し、特定の名曲にのみ認知度が集中する現象が、このランキング結果には表れていると思う。

 King Gnu「白日」と米津玄師「Lemon」の順位の低さにも驚いた。どちらもトップ10には入ってほしかった曲。イメージとして平成ではなく“令和ソング”の印象が強かったか?

SuchmosがKing Gnuや米津、ヒゲダンの突破口になった平成末期




 では、今回のランキングの21~30位から。

21位:サカナクション「新宝島」
22位:aiko「カブトムシ」
23位:スピッツ「空も飛べるはず」
24位:浜田雅功と槇原敬之「チキンライス」
25位:大塚愛「さくらんぼ」
26位:Superfly「愛をこめて花束を」
27位:嵐「Love so sweet」
28位:平井堅「POP STAR」
29位:東京事変「群青日和」
30位:MAHO堂「おジャ魔女カーニバル!!」

 突然の「おジャ魔女カーニバル!!」からの幕開けに驚いた。これぞ、いわゆる“世代ソング”。令和世代にとっての「ムーンライト伝説」なのかもしれない。もちろん、楽曲としてのパワーは十分。星野源がラジオで「サビにロシア民謡感を感じる」と、同曲の魅力について熱弁していたエピソードは有名である。

 以降、29位:東京事変「群青日和」、30位:平井堅「POP STAR」へと続いていった。ランキング内容がちゃんぽん過ぎて、流れがまったく読めない。要するに、サブスクのおかげでナチュラルにジャンルレスになれる世代なのだろう。

 あと、大塚愛「さくらんぼ」を筆頭に、これらの楽曲から時代感を窺うこともできる。2000年代は着うた全盛時代だったため、J-POPは特にサビに力を入れていたものだ。

 意外なのは、浜田雅功と槇原敬之「チキンライス」のランク入りである。いや、確かに名曲なのだが、一方でH Jungle with t「WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント」は今回、ランクインしていないという事実。このあたりが昭和世代、平成世代との違いなのだろう。『HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)で、松本人志が作った歌詞を見るなり槇原が号泣した場面はあまりに衝撃だった。



 続いて、ランキングの11~20位の結果。

11位:スピッツ「ロビンソン」
12位:松平健「マツケンサンバⅡ」
13位:ゆず「栄光の架橋」
14位:サザンオールスターズ「TSUNAMI」
15位:たま「さよなら人類」
16位:モーニング娘。「LOVEマシーン」
17位:椎名林檎「本能」
18位:MONGOL800「小さな恋のうた」
19位:修二と彰「青春アミーゴ」
20位:Suchmos「STAY TUNE」

 Suchmos「STAY TUNE」には、意義があったと思う。彼らの出現によって音楽シーンはトンネルを抜け、彼らを突破口にKing Gnuや米津玄師、Official髭男dismは世に出たという印象がある。リリース当時、「STAY TUNE」はJ-WAVEで本当によくかかっていたものだ。

 修二と彰「青春アミーゴ」のランクインもサプライズ。なんと、KinKi Kids「硝子の少年」より上である。明らかに、アラフォー世代の価値観とは異なる。ドラマ『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)を含め、直撃世代ということになるのだろう。

 そういう意味で、MONGOL800「小さな恋のうた」もドラマ効果があったはずだ。この曲は、山下智久主演『プロポーズ大作戦』(フジテレビ系)の挿入歌だった。「小さな恋のうた」が有線で火が点いた頃、多くの男子はカラオケでこの曲を歌っていたものだ。

 モー娘。「LOVEマシーン」のランク入りも感慨深い。まさに、社会現象だった。ヒット曲をヒット曲として多くの人が認知していた時代の楽曲だ。「日本の未来は 世界もうらやむ」という歌詞は、決して令和には生まれないフレーズだろう。リリース当時、日本の未来がもっと不景気になるなんて誰も予想していなかったはずだ。

 11~20位における最大のサプライズは、たま「さよなら人類」である。たまは「三宅裕司のいかすバンド天国」出身のバンド。イカ天は『平成名物TV』(TBS系)の1コーナーだったので、完全に平成ソングである。ちなみに、たまと同じくイカ天出身のバンドであるBLANKEY JET CITYとBEGINは、今回の企画でランク入りしていない。

 14位には、サザンオールスターズ「TSUNAMI」がランクイン。『ウンナンのホントコ!』(TBS系)の人気企画「未来日記Ⅲ」テーマ曲として大ヒットし、300万以上を売り上げてサザン健在を知らしめた楽曲だ。これが22年前のリリースという事実に驚愕するが、サザンファンの間ではそこまで人気は高くない曲という印象がある。正直、天才・桑田佳祐からすると凡曲という印象。サザンファンの中で「1番好きな曲はTSUNAMI」と胸を張る人は、果たしているのだろうか?

「マツケンサンバⅡ」のランクインにも驚いた。嫌いじゃないけど、まさか12位とは! サンバと言いながら歌詞と曲調は全然サンバじゃないし、南米と将軍という掛け合わせの意味もまったくわからないけれど、マツケンサンバだ。問答無用に明るくさせる力技が同曲の醍醐味であり、“お祭り感”をこれだけ放出させるのはやっぱりスゴい。まさに、多幸感。「東京オリンピックの開会式はマツケンサンバがよかったのに」と、筆者はずっと思っている。ちなみに、この曲の作曲者は天才・宮川彬良である。






1~10位。令和世代は“ORANGE RANGE世代”か?

 いよいよ、ランキング1~10位までの結果を。

1位:宇多田ヒカル「Automatic」
2位:キリンジ「エイリアンズ」
3位:サザンオールスターズ「真夏の果実」
4位:フジファブリック「若者のすべて」
5位:SMAP「世界に一つだけの花」
6位:BUMP OF CHICKEN「天体観測」
7位:椎名林檎「丸の内サディスティック」
8位:宇多田ヒカル「First Love」
9位:ORANGE RANGE「ロコローション」
10位:Official髭男dism「Pretender」

 10位のOfficial髭男dism「Pretender」は、冒頭に記した「J-POP20年史 プロが選ぶ最強の名曲ベスト30」で1位だった。平成31年(2019年)4月17日に配信、令和元年にCDリリースとのことで、“平成ソング”か否かはかなり微妙だが、曲の完成度は間違いなく高い。ここ数年のJ-POPを代表するヒット曲といえば、米津玄師「Lemon」とKing Gnu「白日」、そして「Pretender」の3曲だと思う。あと、昨今のバンドの男性ボーカリストは一様にキーが高い印象を受けるが、その代表選手はヒゲダン・藤原聡だという気がする。

 9位のORANGE RANGE「ロコローション」はある意味、「マツケンサンバⅡ」のランク入りより驚いた。この手の企画にありがちな、定番曲にばかり偏る内容にならなかったのがいい。当たり前だが、思春期に触れた曲が強くなるということ。間違いなく令和世代には刺さったと思うし、「ロコローション」のキャッチーさは異常である。この曲が18年も前のリリースなんて、アラフォーからすると本当に驚きだ。


 
 8位には、宇多田ヒカル「First Love」がランクイン。番組内で紹介されたのは、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の映像だった。宇多田ヒカルの生歌を初めて見られる機会として、このときのMステはかなり注目されていた。同曲を収録したアルバム『First Love』の売り上げは767万枚で、国内歴代アルバムセールス1位の記録を樹立している。もう、この記録が抜かれることはないだろう。そういえば、『うたばん』(TBS系)で“好みのタイプ”だった岡田准一に対し「お金ならあるわよ」と彼女が口にしたのも、確かこの頃だったと思う。

 6位にはBUMP OF CHICKEN「天体観測」がランクイン。正直、この曲は3位以内には入ると思っていた。直撃世代にとって、BUMPこそ“時代を代表するバンド”と認識されているはずだ。いまだファンとアンチが存在しているという事実も、このバンドの影響力を表している。2002年には、挿入歌がほとんどBUMPの楽曲だった『天体観測』(フジテレビ系)というドラマも放送された。

 5位にはSMAP「世界に一つだけの花」がランクイン。「どんなときも。」「チキンライス」に続き、槇原敬之としては3曲目のランクインだ。「世界に一つだけの花」は300万枚を売り上げ、嵐でさえSMAPの売り上げを抜くことは叶わなかった。ただ、SMAPのシングルとして楽曲の魅力がそこまで強いかというと疑問。音楽的には、「夜空ノムコウ」「オレンジ」「SHAKE」等のほうが間違いなく上である。これが世代感ということなのだろう。

キリンジとフジファブリックは、いつの間にJ-POPの名曲になったのか?

 さて、今回のランキングはここから流れがガラッと変わった。

 4位にランクインしたのは、フジファブリック「若者のすべて」である。テレビを見ながらぶわっと鳥肌が立った。こんな上位にフジファブリックが入るとは。

 リリース当時、「若者のすべて」がそこまで取り沙汰されていた記憶はない。なぜ、今さら「若者のすべて」が令和世代にウケているのか? まず、BANK BANDがカバーしたという事実が挙げられると思う。ドラマ『SUMMER NUDE』(フジテレビ系)で使用されたのも大きいはずだ。しかも「若者のすべて」は今、音楽の教科書にも載っているそうだ。

 そしてやはり、ボーカルの志村正彦が他界したという事実が大きいはずである。志村の不在により、曲そのものが神格化されている。「志村が生きていたとき、どれほどの人がこの曲を評価していたのか?」と少し複雑な気持ちにもなるが……なんだかんだ、この曲が上位に入ったという事実は嬉しい。楽曲単体で見ても悲しくなるくらいの名曲だ。志村が他界した後、ロックフェス「COUNTDOWN JAPAN」で椎名林檎が涙をこらえながら「ありあまる富」を歌っていたのは有名なエピソードである。

 そして、2位にはまさかのキリンジ「エイリアンズ」がランクイン。どんなランキングなのか、これは!? キリンジが2位に入る音楽番組なんて初めて見た。イキりすぎではないのか? 紛れもなく名曲だが、「エイリアンズ」が平成の2位とは……。

 理由を考察したい。まず、『関ジャム』で「エイリアンズ」は何度も紹介されている。この番組の中で異常に流行っている曲だ。2019年には、LINEモバイルCMで能年玲奈も「エイリアンズ」を歌った。そして、最も大きいのはYouTubeによる浸透だろう。YouTubeで「エイリアンズ」を視聴すると、コメント欄に外国人からのコメントが相次いでいるのがわかる。加えて、今の若い世代に「エイリアンズ」のマッシュアップが流行っているらしい。2000年にそこまで「エイリアンズ」を耳にした記憶は、筆者にはない。国の壁、時の壁を越え、ここ数年間で「エイリアンズ」は浸透したのだ。

『関ジャム』だから、「エイリアンズ」はランク入りすると予想はしていた。でも、10位以内はないと思っていた。フィッシュマンズやハナレグミを抑え、キリンジが2位である。今、キリンジは昭和世代にとってのムーンライダーズみたいな存在なのだろうか。

 今回のランキングを改めて見返してみると、宇多田、スピッツ、サザンの楽曲が2曲、槇原敬之の楽曲が3曲、椎名林檎(東京事変含む)の楽曲が4曲ランク入りしている。その一方、若手に神格化されていると思っていたナンバーガール、ゆらゆら帝国、Hi-STANDARDはランクインしていない。小室ファミリーとビーイング系、そして“平成の歌姫”と呼ばれた浜崎あゆみは跡形もない。ゆずやORANGE RANGEは入っているが、CD売り上げがぶっちぎりのB’zも入っていない。モー娘。は入っているけれど、AKBも入っていない。

 そして、サザンやスピッツは上位にランクインしたが、ミスチルは41位の「Sign」だけなのだ。今の10~20代にミスチルは刺さっていないというシビアな現実を、まざまざと見せつけられる結果でもあった。そして、「こんなに万人ウケするバンドはミスチル以来か?」と思わされるヒゲダンは、10位にランク入りした。

 今回は「最強平成ソングベスト30」という企画だったが、これが令和になるとおそらく藤井風が上位にくるのだろう。J-POP史の覇者の移り変わりを映し出す、かなり興味深い企画だった。


 

寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。



























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