挨拶がわりに前回ブログの勝手な余韻からアイドル松本典子、自他共に認める代表曲にして私に言わせれば超絶大名曲「いっぱいのかすみ草」をフルサイズで\(^o^)/
暗闇でしか見えぬものがある
暗闇でしか聴こえぬ歌がある
小山卓治さんのように還暦過ぎてライブピークを迎えるミュージシャンがいる
いい歳こいて音楽熱再燃の私、見参(^o^)
♪どこまで増えてくの?音楽喜ぶ気持ち
♪目立たないけどいっぱいのそれは霞みそう?
いや、霞みません(^o^)
今年も私の音楽リスナーライフ、とんでもないビッグイヤーになりそうです
このブログ的にビッグニュース!!!!!
次回NHK「うたコン」になんと!当ブログNo.1永遠のロック女子 野宮真貴様が降臨(^o^) わーい\(^o^)/
野宮真貴
@missmakinomiya
·
Apr 5
東京は夜の七時のニュース⚡️
NHK 『うたコン』初出演でございます!
こんなにゴージャスな出演者の中で緊張するわ~
でも“おないどし“の横山剣さんがご一緒なので、ちょっと安心☺️観てね😊
https://nhk.jp/p/utacon/ts/1J9MXY5QX2/episode/te/11N6L9P4G9/…
#東京は夜の七時 #うたコン #nhk #横山剣 #野宮真貴 #missmakinomiya
教祖様(オザケン)の今年こその2年越しのどえりゃあツアーがある
山下達郎さんの実に11年ぶりの新作リリースがある
するってーと今年に入りミニにタコ!宇多田ヒカル、藤井風、そしてムーンライダーズ、佐野元春(オリジナル新作2枚リリースだそーです、聞いてますか?小山さん?研さん?(^o^))、吉田拓郎……IWGP戦線のとんでもない当たり年がある(^o^)
あっ、NHK 「the Covers」が原田知世さん、次週がCocco、「関ジャム」は次週が宇多田ヒカル特集と嬉しい嬉しいラインナップ続々わくわく\(^o^)/「関ジャム」にはまたまた佐藤千亜妃さん(きのこ帝国)登場みたい 佐藤千亜妃さんが語る宇多田ヒカル……楽しみだなあ ワクワク また、デビュー25執念で各局テレビ音楽番組出演、代表曲「強く儚い者たち」を歌いまくってるCoccoですが、素晴らしいですが、やはり当ブログとしてはこの楽曲も含めCocco初期名曲群の作曲者の柴草玲さんにもスポットライトを!柴草玲さん動くみたいですよ\(^o^)/
新曲(配信)「山桜」聴きたい!聴きたい!聴きたい!
記念に私が聴けば号泣必至!超絶大名曲「前山にて」を貼っちゃう\(^o^)/
いやー達郎さんの新作リリースは大事件ですね ちょっと前のパクり記事、スージー鈴木さんの挙げる日本のロック偉人5人の中に達郎さんの名前があり、おや?と当初意外に感じたものの、達郎さんミュージックに理解が足りない私でもよくよく考えれば 納得するしかないと思い至ります とゆーのも私にとっての達郎さんはその昔、長く敵国音楽、自分の音楽リスナー人生には全く関係無い音楽だと勝手に決め付けていた過去があり、(余談ですが、私が観に行った達郎さんの名古屋の公演MCにAKB48は私の人生に関係無いみたいな揶揄する発言がありましたが、多分私も達郎さんに対して同じようなニュアンスで(^o^))ミニにタコ!シンプジャーナル今月の推薦盤アルバム『メロディーズ』クロージング楽曲「クリスマスイブ」を聴くまでは……ね 当時、オフコースが大好きだった私には「クリスマスイブ」の完璧な“ひとりオフコース”ぶりは本当に衝撃的でした 今にして思えばロックな衝撃でした(^o^)調べるとアルバム『メロディーズ』発売の1983年の12月に早々と限定3万枚ピクチャーレコードでシングルカットされてたようですが、あろうことかこの楽曲に激しく心を奪われていながら私はそれを知らず、なんでこんな超絶神にして大名曲をシングルカットして世に問わないんだ?ほっとくんだ?山下達郎さんはバカなのか?などと憤りながら実に5年待ちました(^o^)←ただのバカ 当時から情報弱者だった 無知とは実に恐ろしい(^o^)だから「クリスマスイブ」の5年後の大ヒットには少しも驚きませんでしたね 漸く世間が気がついたか……と(^o^)で小山卓治さんの『NG!』同様に『メロディーズ』もレンタルでしたが、これが真の意味で初のリアルタイムで触れた達郎さんの音楽なのでした しかしながらそれ以降もやはり達郎さんは“「クリスマスイブ」のみの関係”が長く続き、何枚かの中古で手に入れたアルバムを聴き、コンサートも何度か拝見する幸運に恵まれたものの(一度なんか二列目中央なんて私ごときには勿体ない良席の身に余る幸運も!)さっぱり理解が深まらず、やはり猫に小判!達郎さんミュージックとの距離はなかなか縮まらず今日に至ります(^o^)それで思ったのが以前に私は
日本の最高のミュージシャンズミュージシャンは吉田拓郎である!
などと、いかにも音楽を全く知らない、音楽をやらない、分かってない奴の説得力nothingの典型的な記事を書いて顰蹙だったわけですが(^o^)そもそも音楽を聴いてるだけのやつが、音楽をやりもしないでミュージシャンズミュージシャンを騙るな!!とゆーね(^o^)あっては許されないことですよね(^o^)何が言いたいかとゆーと、つまり山下達郎さんの音楽はそれこそ音楽を深く理解しピュアに愛する音楽人にこそ!つまり取り分けプレーヤーにとっては特別で至高の存在なんだなあとゆーこと
日本の最高のミュージシャンズミュージシャンは山下達郎である
知らんけど(^o^)
だからミニにタコ!私が挙げる日本ミュージック史における大事件、あの吉田拓郎VS山下達郎のトークバトルが超絶面白かったのは明らかな必然
ただ 音楽をする立場か?しない立場か?
そこには音楽をやらない、さっぱり分かってない、ふざけた私のような人間にはどーにも越えられない壁、距離を感じてしまいます(^o^) かのヴァン・モリスンしかり(^o^)もちろん自分の好きな音楽最高といつもいつも開き直ってはいますけど(^o^)しかしながらそれでもそれでも山下達郎さんの新作、無茶苦茶楽しみです!紛れもないJ-POP最高峰!必ずや発売即購入の上聴きまくりたいと思います そしてちゃっかりしっかり音楽通を思いっきり気取るのだ\(^o^)/最高のJ-POPを享受するのだ!もちろん因縁の?吉田拓郎とのIWGP覇権争い、日本の最高のミュージシャンズミュージシャンは果たしてどっちだ?も\(^o^)/震えて待ちたいと思いますよ(^o^)やっほー\(^o^)/
で、先月、佐野さんに負けじと宅録レコーディング中だとゆー高橋研さんの名古屋でのライブに参戦しました
Mar 25
3月25日(金)名古屋
高橋研ライブツアー
「2022・続・はじまりの旅~春~」
【会場】今池 ナイトカフェ弾き語り
研さんは私のロック偉人5人には入りませんが、そのロック偉人の一人佐野元春さんと、やはりロック偉人ではないが、日本一カッコいいロック歌手(^o^)小山卓治さんとの“私の三大アイドルロック歌手 ”に今でも違いないですから(^o^) アイドルロック歌手?高橋研さんの歌にわたしゃ目がないのです キャーキャーワーワーなのだ! で、当初オープニングアクトだった川沿クタ子さん
うたとギターとピアノ。 童謡詩人と言われたり、芝居系弾き語りと言われたり。 日々の暮らしの隙間からあなたの心の原風景に語りかける、 小劇場型ライブを展開しながら日本全国津々浦々(クタ子さんの自己紹介より)
が50分時間をもらいました!沢山歌います!と喜んで歌い始めたわけですが大変失礼ながら研さん目当ての私は内心そりゃないぜ!などとガッカリしながらステージを拝見したわけですが、ありゃりゃ!クタ子さん、とても素晴らしかったです(^o^)所謂、作風は♪海のヒトデは星になりたかった……みたいな「みんなのうた」しかしながら独特の毒が感じられて言わばダークファンタジーみたいな趣 毒にも薬にも成らないつまんなさは一切皆無 がっつり聴き入りましたぜ!確かな言葉の力、メロディメイク、歌声にも魅了されました いやー凄い人はいるものなのですねぇ 音源欲しくなりましたが新譜買い始めたりライブ行ったり……散財に次ぐ散財 泣く泣く諦めました(T_T) また気になるSSWが一人増えましたとゆー
川沿さん、オープニングアクトだったのが?ツーマンライブになってしまいましたが、納得でしたね
川沿クタ子
@kutako_k
·
Mar 26
高橋研さんとのツーマンライブ!
たくさんの方にお越しいただき、どうもありがとうございました!帰り道眠すぎて、バイク運転中に寝ないようにでっかい声で歌いながら帰ったんだけど、あまりの眠さに諦めてバイク停めてベンチでうとうとして、今から帰るとこ。
そういうことができる気候になった、春
川沿クタ子
@kutako_k
🐭セトリ🐭
ヒトデの夢
クラゲのワルツ
鏡の中のモンスター
秘密
はっぱ
あらいぐまのあらちゃん
リペアマン
睡眠薬16錠
毛虫の子守唄
研さんは…新曲を期待したんですがね…この日歌われた「キースの胸で眠りたい」「三日月に腰かけて」「見つめていたい」「僕達の国境」「金色のライオン」亡くなられた川村かおりさんの意志を継ぎ共作された名曲の数々を有言実行、歌いまくられてるそのお姿、姿勢はとっても美しく常々尊敬しまくりですが、比較的ライブを拝見してる?心ない研さん好きの私には…またか!の感が拭えない 実に勝手なものです それこそ美空ひばり、矢沢永吉、アルフィー、南こうせつ、STARDUST REVUE……もちろん数多のアイドルから小山卓治(^o^)大袈裟じゃなく膨大な名楽曲群を抱える研さんには他にも聴いてみたい楽曲が星の数ほどあるんですよ 何より御自身の新曲 この日聴けたのは私のコロナワクチン「太陽の季節」「フォーエバーヤング」の2曲のみ オープニングの武蔵野タンポポ団のカバー(タイトル失念)は素晴らしかった 私はこれ知らなかったので研さんの新曲だと思い込みスゲーと感じてしまいました(^o^)またアンコールでクタ子さん達と一緒に披露された超絶名曲「プカプカ」では矢沢永吉さんの楽曲を手掛けるようになって一番嬉しかったのは 憧れの西岡恭蔵さんと同じになれたと感じたからだそーです
それで川村さんとの共作「見つめていたい」を聴いて、これが収録された川村さんのアルバム
『Weed』はあまり聴いてなかったな、と久々に聴いてみました その「見つめていたい」で幕を開けます
いかにも研さんらしいメロディラインに川村さんと研さんが紡いだ言葉の葛藤が素晴らしい シンプルにして力強い 胸に迫る 川村さん、若い(^o^)
研さんのバンドライブでも度々披露される「奇妙な果実」
で、このブログ的にポイントは
高橋研VSいまみちともたか
もちろん筆頭プロデューサーは研さんで、楽曲の要所を研さん&かおりさん楽曲が担ってますが、いまみちさんが提供された4曲はどれもこれもいかすんだなあ やはりセンスよ、センス!疾走感溢れる研さんの「僕を撃て」「Hey Hey Hey ’91」といまみちさんの「うそつきこざるかわがままサンディ」「脳内テンション ダダダァーン」対決は上がりまくる\(^o^)/ そして研さん作詞作曲、いまみちさん作詞作曲の単独制作楽曲それぞれ「みんな僕のせいさ」と「ジェロニモ」がしっとりと聴かせるのだ 方や中村あゆみ、方や天下のバービーボーイズで80年代を席巻したこの超一流ソングライター同士の対決がたまらないんである 熱心に聴いてなかったけど 研さんVSいまみちさん 冷静に考えてスゲー素敵なアルバムじゃんね 悪魔でも私には(^o^)あまりに研さんがライブで川村さんの曲ばかりやるので川村さんのアルバムを今まで軽視、あるいは避けてましたね 実に勿体ない話 いつもいつも気づかされるのは己が一番愚かなんだなあ 残念!
佐野さんは今年新作オリジナルを2枚リリースだそーですが、曲数でいったら研さんの世に出てない楽曲は数多あり、圧倒するどころかBOXで新作リリースが可能なはずです 毎度言ってますが(^o^)まぁ需要がないけど(^o^)研さん、そして新作はいつになることやらの小山さん、頑張って\(^o^)/
そして私のビッグイヤー半ばのクライマックスになるかも?
なんと当初は参戦するつもりなくチケット購入エントリーすらしなかった 2020年の教祖様のアルバムリリースツアー《So kakkoii 宇宙 Shows》 再延期、6月の名古屋公演行くことに\(^o^)/まぁ 二年越しの延期によるキャンセル席振替抽選に当たっちまいました 因果応報、近年のフリッパーズ・ギター、クソガキくんどもの過去の悪行三昧露見、不倫疑惑などにより地に堕ちた名声、不人気がどーやら私には吉と出た模様?顧みれば2020年当時は色々ありライブにCDに音楽を積極的に楽しめる環境にはなく、オザケンの2018年の日本武道館公演を観に行ったことを機に、サンデーフォークの会員をやめたりと、基本ライブ封印みたいな心境だったのですが、このツアーはそれでも行かないことを後から後悔していたのでとても嬉しいです 最新経典アルバム『 So kakkoii 宇宙』はその年のNWA(ミュージックマガジン日本のロック部門)ランキング4位、同じく2010年代のアルバム10年間で99位ですが、ちなみにその時のチャンピオン(1位)はどちらも折坂悠太さんの『平成』でした(^o^)まぁしかしながら私はとってもお気に入りでしたし、手応え、聴き応えのあるアルバムで武道館まで観に行かなければ味わえない大編成のファンク交響楽をツアーで楽しめるんですからね また、配信の「ウルトラマン・ゼンブ」作年末に出た最新シングル「飛行する君と僕のために/運命というかUFOに(ドウイドウイ)」の出来も素晴らしく観に行きたい願望が殊更募ったのですね 何しろ教祖様の溜まりに溜まった鬱憤、鼻息も荒いフル編成ストリングス、バキバキの「流動体について」「薫る」「高い塔」………たまりませんぜ!私にとっては5度目のオザケン!「東京の街が奏でる」は、果たして?
松田洋子
@matuda
·
Mar 28
>RT 劇場版「銀河鉄道999」は上映当時に映画館に行って見た。宇宙戦艦ヤマトと機動戦士ガンダムとスター・ウォーズが好きだったんで、あの頃は毎日5時間くらいは宇宙にいた気がする。忙しいな。なので授業中は寝てた。
笑
パクり記事は山下達郎さんのニューアルバムとコレクターズの2度目の日本武道館
山下達郎が11年ぶりオリジナルアルバム発売「音楽シーンの中で私に出来ることを再確認」
山下がオリジナルアルバムを発表するのは、2011年8月にリリースされた「Ray Of Hope」以来実に11年ぶり。「光と君へのレクイエム」「CHEER UP! THE SUMMER」「REBORN」「ミライのテーマ」「RECIPE(レシピ)」といったシングル曲のほか、CMソングとして発表され今回が初のCD化となる楽曲「LEHUA, MY LOVE」「SHINING FROM THE INSIDE」、さらにアルバムのための新曲など全15曲が収録される。既発曲にはすべて新たなミックスが施されている。
本作は“プレミアムCD”付きの初回盤、および通常盤の2仕様でリリースされる。初回盤のプレミアムCDには昨年12月にレギュラーラジオ番組「サンデー・ソングブック」の1500回記念として行われたアコースティックライブから7曲の音源が収められる。
山下は11年ぶりのアルバム発売に際し「今の音楽シーンの中で私に出来ることは何かを再確認するものとなりました」「いつものように今回もまた色々と試行錯誤のレコーディングでしたが、諸々の課題と対峙し乗り越えようとする意志があるうちは、まだ現役を続けられるかなと思っています」とコメントしている。YouTubeではアルバムに向けたトレイラー映像が公開中。
山下達郎 コメント
実に11年ぶりのオリジナル・アルバムです。
思うところあり、ここ十余年はライブ一辺倒で過ごして来ましたが、
ようやく完成したニュー・アルバムは、今の音楽シーンの中で私に出来ることは何かを再確認するものとなりました。
いつものように今回もまた色々と試行錯誤のレコーディングでしたが、
諸々の課題と対峙し乗り越えようとする意志があるうちは、まだ現役を続けられるかなと思っています。
山下達郎「SOFTLY」収録内容
01. フェニックス [2021 Version]
02. LOVE'S ON FIRE
03. ミライのテーマ
04. RECIPE (レシピ)
05. CHEER UP! THE SUMMER
06. 人力飛行機
07. うたのきしゃ
08. SHINING FROM THE INSIDE
09. LEHUA, MY LOVE
10. OPPRESSION BLUES(弾圧のブルース)
11. コンポジション
12. YOU(ユー)
13. ANGEL OF THE LIGHT
14. 光と君へのレクイエム
15. REBORN(リボーン)
初回限定盤プレミアムCD
「The Latest Acoustic Live」~Recorded Live, 2021/12/03 at Tokyo FM Hall, Tokyo~
01. ターナーの汽罐車
02. ポケット・ミュージック
03. あまく危険な香り
04. PAPER DOLL
05. パレード
06. BELLA NOTTE
07. HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS
【THE COLLECTORS、「現在進行形のバンド」としての姿を見せつけた2度目の武道館】
THE COLLECTORSにとって、5年ぶり2度目となる日本武道館でのワンマン公演。しかし前回の2017年3月とは、良い意味でも悪い意味でも、状況がまるで違う。
新ドラマー、古沢 ’cozi’ 岳之が加わってから短期間で準備を整えて成功させた最初の武道館に対し、その後『YOUNG MAN ROCK』(2018年)、『別世界旅行〜A Trip in Any Other World〜』(2020年)と力作を続けて発表、歯車がぴったり噛み合っている現在のバンドは万全のコンディション。しかしその一方で、2020年1月からスタートしたツアーはコロナ禍の影響で5公演が急遽キャンセルされ、恒例となった渋谷CLUB QUATTROでのマンスリー・ライブも延期されるという異例の事態に直面した。
生粋のライブ・バンドであるTHE COLLECTORSにとって、歓声なしという限定的なパフォーマンスを模索せざるを得なくなった2020年は大きな試練の年。ライブ映像の有料配信シリーズを試しつつ、11月には加藤ひさしの還暦記念ライブを大宮ソニックシティで開催、ライブに飢えていたファンの溜飲を下げている。この段階ではまだ、新しいライブの形をバンド側も観る側も戸惑いながら手探りしている感じだったが、2021年6月に大阪城野外音楽堂で開かれた結成35周年記念ライブ“Mod Go Round”の頃にはフラッグを振って参加するオーディエンスが目立って増えてきた。その印象的な様子は、同公演の映像を含むDVDボックス『Filmography』で確認して欲しい。
思い返してみると、「CHEWING GUM」演奏時に客がリグレイのチューインガムをステージに投げ込むという “名物”も、「僕はコレクター」で全オーディエンスが左右に大きく手を振るお決まりのアクションも、ライブで発生していつの間にか定着したもの。そんな風にファンを刺激して何かを起こし、共にライブを作ってきたバンドなのだ、THE COLLECTORSは。
2021年はリリースも活発で、6月に7インチ・ボックス『13 VINYL SINGLES』、11月にDVDボックス『Filmography』を発表。前者に収められた「ヒマラヤ」、後者に収められた「裸のランチ」といった新曲も、同年11月からスタートした “It’s Mod Mod World Tour”で重要な位置を占める曲に育っていく。そのツアーの勢いをキープしたまま、武道館になだれ込んできた形だ。
なので、“This is Mods”と題された3月13日の武道館公演は、キャリア集大成的な幅広い選曲になった2017年と異なり、現メンバーになってからの曲をたっぷり含む、現在進行形のバンドの威力を見せつけるセットリストになった。こういう特別なライブで映える「僕は恐竜」「2065」といった人気曲を敢えて外し、タイトル通り“ネオ・モッズ以降”の価値観にこだわってきたバンドの美学をわかりやすく伝える方向に着地。ポストパンク世代ならではのモッズ観を体現するシャープでパワー・ポップ的な楽曲が多めに選ばれたことで、魅力の“核”がむき出しになったと思う。ターゲットマーク型の巨大な照明や、スクーターをステージ上に置く演出も、これ以上ないほどうまくはまっていた。
この日のために用意されたエレポップ風の序曲「This is Mods」(Mの「Pop Muzik」や、フロントマンの加藤ひさしが気に入っていた『テレタビーズ』のテーマ曲を思い出させるチャーミングなインストゥルメンタル)が映像とシンクロして流され、場内の温度が一気にヒートアップしたところでメンバーが登場。ライブは加藤がコロナ禍の鬱憤を晴らすように書き上げたという“八つ当たりソングでありロックンロールの原点”、「裸のランチ」から爆発的にスタートした。
そこから「クルーソー」「ヒマラヤ」「ひとりぼっちのアイラブユー」まで、ビート・ナンバーばかりを畳み掛けるように披露。元THE SHAMROCKでネオ・モッズの粋を知り尽くした山森“JEFF”正之のよく動くベースが唸りを上げ、楽曲との相性の良さを痛感させる。
トークを挟んでから、少し雰囲気を変えてミドルテンポのバラード、「GIFT」を。当時全盛のJ-POP勢に対抗すべく、ソングライターとして試行錯誤を繰り返していた時期の名曲が、今では時代を越えて普遍的なラヴ・ソングとして胸に染み込んでくるから面白い。
現在に通じる“一皮剝けた”日本語ロックの原点、「たよれる男」では、古市コータローがイントロに入る前からグッとブルージーに煽る。間奏ではノイジーなワウ・ギターで容赦なく攻めまくり、早くも前半のハイライトと呼ぶに相応しい見せ場を作っていた。モータウン・ビートの「Stay Cool! Stay Hip! Stay Young!」も、ベースが普段よりゴリッと太めでワイルドに感じる。飛び切りポップなのだが、“ロック”としか言いようのない音像だ。
続く「扉をたたいて」は、古市コータローが加入したばかりの時期に生まれた曲。つまり加藤&古市という2トップの原点となる曲で、これを武道館で聴けるとは堪らない。傑作『虹色サーカス団』の中でも人気が高い、加藤のハイトーンが強烈なバラードだが、高音がスッと出て往時の輝きを失っていないことに驚かされる。もともとシンガーとしての強度が桁違いなのは言うまでもないが、60代に入ってからも不思議と衰えが感じられないのだ。
後半は、パンキッシュな「全部やれ!」、コレクターズ流パワー・ポップの見本のような「ノビシロマックス」を続けざまに。その後のトークで加藤ひさしが1981年に武道館で見たザ・ポリスについて話していた。筆者がこの日座っていた席は以前プリンスを観たのと同じ辺りで、そう言えばここでザ・フーやエリック・クラプトンも観たんだっけ……と、この聖地で観たスーパースターたちの勇姿が脳裏をよぎる。そうした絶対的なレジェンドしか立てない場所だった武道館だが、この日の4人は普段ライブハウスで演っているときとそれほど変わらない感じで、割とリラックスして演奏を楽しんでいるように見えた点は、前回の武道館との大きな違いかもしれない。前回は「ようやく曲が持っているスケールの大きさに合うハコに来た」と思ったものだが、この日は武道館ってこんなに狭かったっけ、と思わず見渡すことが多かった。
古市が歌う軽妙なロックンロール「マネー」を終えて加藤が一旦退場すると、ステージ場に残った3人が怒涛のジャムに突入(渡されたセットリストには「Instrumental」とだけ書いてあった)。優れたプレイヤー揃いのバンドだけに、ヘヴィなリフ・ロックのダイナミズムも堂々と表現できてしまうから恐ろしい。その熱が冷めないうちに、着替えを済ませた加藤が登場。続く「ロボット工場」では、元来持っていた“セックス・ピストルズ+ザ・ジャム”的な刺々しさが浮き彫りになり、ド迫力で押しまくる。
短いインストゥルメンタルを冒頭に加えた「愛ある世界」で理想のラヴ&ピースを高らかに歌い上げてから、初期を象徴する反戦歌「NICK! NICK! NICK!」を披露。マイケル・チミノ監督の映画『ディア・ハンター』にインスパイアされて生まれた曲だ。演奏中に照明がウクライナの国旗と同じ青と黄色に変わるや、一部の観客がこれに反応、掲げていたペンライトの色も青と黄がじわじわと広がっていく……という感動的な光景を見ることもできた。偶発的に起きた現象らしいのだが、こういうマジックが起こるのもTHE COLLECTORSのライブならでは、だと思う。この曲を歌い切ってから、思わず「これがロックだよ!」と叫ぶ加藤ひさし。曲を通してプロテストすることがごく当たり前だった世代ならではの、極めてまっすぐな雄叫びだ。
そして本編はいよいよ終盤。「お願いマーシー」「限界ライン」、そしてドラマティックな「虚っぽの世界」と並ぶ3曲の流れは、いまだに出口が見えないコロナ禍の閉塞感に抗いたい我々の気持ちに、何気なく寄り添ってくれているようにも思えた。この辺は選曲マジックの見せどころだ。
アンコールは、ディープ・パープル「紫の炎」(1975年にこの場所でパープルが演奏した曲だ)のイントロを少し聞かせて聖地・武道館に一礼してから、不朽のラヴ・ソング「世界を止めて」で踊らせて、クライマックスへ。そして「僕はコレクター」で大団円……かと思いきや、なんとダブル・アンコールでもう1曲、「僕の時間機械」が隠れていた。しかも、加藤ひさしはモッズパーカーを着て歌うという徹底ぶり。最後まで冷静に見届けるつもりだったが、このダメ押しにはさすがに頰が緩んだ。
MCで加藤ひさしからメンバー紹介をいきなり振られた古市コータローは、咄嗟に「最高のシンガーであり、ソングライターだと思います!」と加藤について表現していた。その2つこそ、何度もピンチを経験してきたTHE COLLECTORSを今日まで生き永らえさせてきた大きな原動力。デビュー当時は“マニアックで趣味の良いバンド”として扱われていた彼らが、35年もの活動を経て、武道館を2回埋めるほど多くの人々に愛される存在になったのも、圧倒的な詞・曲の魅力があってこそだろう。果てしない紆余曲折の末に、このバンドを最も輝かせる方法をついに見出したのかも……と実感させる、ほぼパーフェクトと言っていい内容の全21曲であった。
セットリスト
01. 裸のランチ
02. クルーソー
03. ヒマラヤ
04. ひとりぼっちのアイラブユー
05. GIFT
06. たよれる男
07. Stay Cool! Stay Hip! Stay Young!
08. 扉をたたいて
09. 全部やれ!
10. ノビシロマックス
11. マネー
12. Instrumental
13. ロボット工場
14. 愛ある世界
15. NICK! NICK! NICK!
16. お願いマーシー
17. 限界ライン
18. 虚っぽの世界
<アンコール>
19. 世界を止めて
20. 僕はコレクター
<ダブルアンコール>
21. 僕の時間機械
THE COLLECTORS 東名阪ツアー
2022年7月23日(土)東京都 チームスマイル・豊洲PIT
2022年8月27日(土)大阪府 BIGCAT
2022年8月28日(日)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO