
前田敦子&小栗有以
あの~決してミュージックマガジン社の回し者ではございませぬ 悪魔でもシンプジャーナル魂の持ち主であり、“筋金入りの気持ちだけはあいみょん”……なんですよ、私は(^o^) OJ(小山卓治&“今の”小沢健二(^o^))や、やすす(秋元康)に冷酷無比なミュージックマガジンは本当は好きではありません(^o^) しかしながら昔も今も組まれる特集がことごとく無視できない悲しさ(T_T)以下の2冊も泣きながら悲しみにくれながらの購入です 貧乏だからね(T_T)
今の私の射たいところをいつも突いてくるのだ、この雑誌は
それにしても坂本真綾さん大好きだよね、ミュージックマガジンは(^o^)昨年、別冊で一冊丸々坂本真綾本を出しておきながら先の2010年代のアルバム100選に一枚も選んでないくせに(^o^)そして私にとっての大滝詠一さんの一枚はミニにタコの「EACH TIME」に尽きるわけですが40執念を迎えた日本ロック/ポップスの金字塔、一家に一枚の怪物セールスアルバム「ロング・バケイション」を無視するなんて、そりゃできない遭難でありんす(^o^)
株式会社ミュージック・マガジン
@MMRC_magazine
·
3月12日
3/19発売 ミュージック・マガジン4月号のお知らせです。
【特集】 坂本真綾
【特集】 追悼 チック・コリア
ストラータ/『筒美京平SONG BOOK』/サンバ・アルバム30選
ほか
株式会社ミュージック・マガジン
@MMRC_magazine
·
3月9日
3/15発売 レコード・コレクターズ4月号のお知らせです。
【特集】 大滝詠一『ロング・バケイション』
40周年を迎えた日本のロック/ポップスの金字塔
【特集】 追悼 フィル・スペクター
ミュージックマガジンの2010年代100選といやー早速七尾旅人さんの堂々の21位、
『リトルメロディ』をブックオフで発見&購入\(^o^)/ いい歳こいて聴きたい音楽が渋滞気味ですが、聴くのが楽しみ\(^o^)/ジャケからして名盤の予感(^o^)
とっても面白いドラマ「バイプレイヤーズ」に我らがあっちゃん(前田敦子)登場\(^o^)/番組のラストに
前田敦子、おそるべし!
などと、かの「プロジェクトX」の名ナレーションでお馴染み田口トモロヲをしてその名調子で染々と言わしめる大活躍\(^o^)/さすがは日本アイドル史にその名を刻む“絶対センター様”である\(^o^)/ このドラマ、エンディング曲に竹原ピストルさん、そしてそして「バイプレイヤーズ」よ、お前もか?の映画化主題歌にCreepy Nuts(^o^)そーいやー彼らの曲に『助演男優賞』ってあってこりゃ運命の必然か(^o^)そして「プロジェクトX」のエンディングといやー私の大好きな中島みゆきさんの『ヘッドライト・テールライト』この楽曲を「輝き続ける中島みゆき」など2番組で工藤静香さんが披露 素晴らしい熱唱で喝采(^o^)そこで2枚目だとゆー工藤静香さんの中島みゆきカバーアルバムの収録楽曲を見ると
地上の星
時代
化粧
ヘッドライト・テールライト
ホームにて
アザミ嬢のララバイ
ファイト
世情
旅人のうた
あした
誕生
糸
眠らないで
いくちゃん(生田絵梨花・乃木坂46)左、(右は元乃木坂メンバーでテレ朝女子アナの斎藤すちはるさん)
に歌ってほしかった『あした』が歌われてました(^o^)また私が知らなかった13年前のカバーアルバム第一弾ではやはり代表曲の中に私の大好きな『土用波』が入っていたり…中古で探そうかなこのCD…ちなみに私が知る限りの工藤静香×中島みゆき楽曲で一番のお気に入りは普通に『慟哭』だったりしますけど(^o^)
収録曲
01
空と君のあいだに
02
銀の龍の背に乗って
03
見返り美人
04
やまねこ
05
涙-made In Tears-
06
カム・フラージュ
07
浅い眠り
08
土用波
09
命の別名
10
宙船(そらふね)
11
すずめ
12
激情
13
雪・月・花
14
Clavis-鍵-
「輝き続ける中島みゆき」では各人が中島みゆき、私の5曲を選んでいて実に興味深かったですね 好きなんですよ、こーゆープレイリストの類いが、無性に(^o^)
本当は東日本大震災を受けてNHKで放送された「花は咲くスペシャル」 そう、天才菅野よう子作曲、岩井俊二作詞、かの香織、畠山美由紀、遊佐未森…私の歌姫こぞって参加のかの名曲大プロジェクト『花は咲く』VS『恋チュン』秋元康&指原莉乃の奸計プロジェクトZ(^o^)頂上決戦で記事を書こうと思いましたが私の力量では無理だと諦め(^o^)インチキな中島みゆき好きではありますが、素晴らしかった音楽番組「輝き続ける中島みゆき」を少しばかり
所謂、中島みゆき上級者から私のようなインチキ知ったかぶり下から2番目の中島みゆき好きまで満足のいく番組でしたね 中島みゆき最多楽曲提供を誇りプライベートでも親交があり饒舌な工藤静香さん(^o^)ドラマで共演し、かつて中島みゆきさんが楽曲提供をされたこともある桜田淳子さんのファンクラブに入ってた過去がある(^o^)ぎばちゃん(柳葉敏郎)(^o^)その桜田淳子さん提供楽曲『しあわせ芝居』『追いかけてヨコハマ』やTOKIOの『宙船(そらふね)』のアレンジャー船山基紀さん、夜会で共演を果たされたSSW中村中さん、そして私が面白いと思ったのが
元スノーボードクロスプレイヤー日本代表の岩垂かれんさん みゆきさんとアスリート、実際にはアスリートの中にもみゆきさん好きは数多いらっしゃると思われますが、あまり表立たない印象が(^o^)選手時代に『ファイト!』や『パラダイス・カフェ』(これ私も大好きな曲!)を聴いていたが、『ファイト!』は聴くには長すぎて先に競技が終わっている(^o^)そんな時彼女の中島みゆきベスト5は『重き荷を負いて』『倒木の敗者復活戦』『永久欠番』『India Goose』『スクランブル交差点の渡り方』このアスリート感、スポ魂感丸出し(^o^)シンプルな、だけど思い入れたっぷりのガッツな選曲(^o^)、そして綺麗な方だし大変気に入りましたね(^o^)これが私のハイライト(^o^)で、中島みゆきに最も近しい女、工藤静香さん『ヘッドライト・テールライト』『雪・月・花』の歌唱披露も見事でしたが、ベスト5は『やまねこ』『世情』『見返り美人』『身体の中を流れる涙』『アザミ嬢のララバイ』中村さんは選曲が渋く『元気ですか』『蕎麦屋』『やさしい女』『キツネ狩りのうた』『あした』彼女の『あした』選曲は何だか嬉しいですね これも私のポイント『蕎麦屋』の歌唱披露がまた最高でございました またぎばちゃんは『慕情』『世情』『糸』『ファイト!』『浅い眠り』私のようなミーハー感が漂う選曲(^o^)しかしながらさすがのムードメーカーぶりは素敵でしたね これ大切!
みゆきさんや吉田拓郎さんを語る上での最大のキーマンの一人瀬尾一三さんのインタビュー「日常の中島みゆきはスゴくない」(^o^)とか伝説の?オールナイトニッポン最終回、あの断末魔のみゆきさんの声が流れたりとか、あのあと『白鳥の歌が聴こえる』が流れるんだよねぇえ\(^o^)/目茶苦茶感動したね(^o^)身体が震えましたね 思い出しちまった(^o^)
私にとってのみゆきさんのベスト5はありすぎて選出は困難、拷問に近い(^o^)それでも悪魔でも今の気まぐれな気分で挙げるならば(そーいやーみゆきさんのセルフカバーアルバムに「いまのきもち」なんてありましたね(^o^))
まーくんの“いまのきもち”セレクト5曲
『歌姫』『あした』『ローリング』『二隻の舟』『鷹の歌』かな…他にも『白鳥の歌が聴こえる』『孤独の肖像1st』『小石のように』……やめた(^o^)霧がない…あっ!『霧に走る』も大好きだぜ\(^o^)/
他の音楽番組の話題としては「Love music」のaiko×KANによるSSW達人同士による対談とか、KANさんの新作アルバム『23歳』が欲しくなってしまった(^o^)NHKうたコンにミュージックマガジン2010年代のベストアルバム100選の栄光の第一位、折坂悠太さんが出演されててビックリしました(^o^)何だか凄いオーラを纏ってましたね やっぱりそのアルバム「平成」聴いてみたいですね
松田洋子
@matuda
·
23時間
#俺の家の話
私、こんなに長瀬智也のこと好きだったのかという気持ちになってる。
山賊抱っこしてほしいなどという野望はない。
どうか主演ドラマをずっと見せてほしい。
松田洋子
@matuda
·
23時間
#俺の家の話
父はいろんなことを忘れてって、私の名前も忘れちゃったけど、私が娘だってことは最後まで分かってくれててよかった。
私の名前は父がつけた。
海のようにひろい心になるように洋子(ひろこ)にしたと言ってたが、実は父の友人の着物が似合う美人の奥さんの名前だったらしいよ。
松田洋子
@matuda
·
5時間
#ごごナマ
あしたのジョー展の紹介やってる。
松田洋子
@matuda
·
5時間
女子はジョー派と、力石派がいたというが、私は段平派です。
松田洋子
@matuda
·
3月16日
#世田谷文学館 #あしたのジョー展
ジョーと一緒にまっ白に燃えつきてみましたが、歩き疲れて腰が痛くなったおばちゃんにしか見えません。まぁ実際そうなんで仕方ないですね。
売店でポスターやカレンダーやエリクサーっぽいのを購入しました。
燃えつきそうになったら飲んでみます。
3・31まで。
笑

松田洋子
@matuda
·
5時間
これまで何度も自慢しましたが、あと五千億回くらい自慢したい段平イラスト付きちば先生の直筆サインです。
そして世田谷文学館の「あしたのジョー展」は本当にすばらしいので、行ける方は行くといいと思います。
ごごナマといやー最終回らしく、ゲストは秋元康さん(^o^)
話題はやはり今さらの『恋チュン』を大きく取り上げてましたね 何故かレコード大賞を逃した秋元康氏の最高傑作\(^o^)/※まーくん調べ
そして私一人が勝手にはしゃいでる小沢健二の待望の新曲『ウルトラマン・ゼンブ』
彼はこの歌の中で
♪♪この地点から放つ必殺光線は届くかな?♪♪♪
なんて歌ってますが、
結論から言えば届かないと思います(^o^)あっ広く世間にはね(^o^)
でも、大好き! なぜならばこれはもう“これが小沢健二”としか言い様のない楽曲だから 90年代のシングル連発時代の『戦場のボーイズライフ』を想起させる 何だか無茶苦茶にも思えるのだが(^o^)あの曲が大好きだったように(^o^)
来月、再来月のシングルも楽しみ楽しみ\(^o^)/
これ聴いて万が一興味が湧いたら以下の丸々パクり記事も是非読んでみてね
特にインタビューは必読!
小沢健二が自ら監督務めた新曲「ウルトラマン・ゼンブ」MV公開、11人のグラフィックデザイナーが参加
「ウルトラマン・ゼンブ」は3カ月連続リリースの第1弾として本日3月9日にリリースされたシングルで、「歴代ウルトラマンすべての力を併せ持つ最強のヒーロー」という架空のキャラクターをモチーフにした曲。ウルトラマンに憧れる子どもの無邪気さを描いた楽曲のようでいて、大人になってからの挫折や無力感と、それでも諦めずに自身の「ゼンブ」を賭けて「届くかな」と未来へ放つ光について歌っている。
26年ぶりに3カ月連続シングルリリースを行う小沢健二が、第1弾『ウルトラマン・ゼンブ』発表にあたり、初監督を務めたミュージックビデオを公開した。
このMVは、自らCDのジャケットデザイン等も手がける小沢が、GIF動画制作の際に用いてきた手法を進化させてつくったもの。「グラフィックデザインと音楽の融合」という、これまでにない斬新な映像表現に仕上がっている。小沢はこのMVについて、「『〇〇を真似て』とかいうネタは一切なく、作り方から自分で作りました。オリジナルでいいんだ、変な発想でいいんだ、ということを伝えたいとも思った」と語る。
小沢は2月7日にInstagramを通じてプロのグラフィックデザイナーを公募。その1カ月後の現在に公開、というスピード感で『ウルトラマン・ゼンブ』のMVは完成した。グラフィックデザイナーをSNSで募った経緯について、「僕は自分のリスナーに対して絶対的に信頼しているから」と小沢は語る。リスナーに対して呼び掛ければ、きっとこの仕事にふさわしい人が来てくれる、絶対に大丈夫、と信じていたとのこと。
今回、 ”Ozawa Kenji Graphic Band” として集結した11人のグラフィックデザイナーは、うち女性が4名、年齢も21歳から49歳までと幅広い。300名近い候補者の中から、今回のMVのテーマにフィットするという基準で選ばれたのは、昨年ハンドソープ「キレイキレイ」のリニューアルを手がけたグラフィックデザイナーの多嘉山ゆりあ、RADWIMPS『君の名は。オーケストラコンサート』など音楽や映画のアートワークで知られる寺澤圭太郎、Eテレ『ピタゴラスイッチ』『2355』などの映像作品を世に送り出してきた石川将也、ハイスタの「Pizza of Death」レーベルのデザイナーであり小沢と長く共作しているダイスケ・ホンゴリアン、インストバンド「neco眠る」のドラムも担うグラフィックデザイナー・三木章弘ら、プロフェッショナルの面々だ。
つくり手の「多様性を確保したかった」ことが公募した理由の一つだというが「この、素晴らしい人たちが集まって力を出してくれるということ自体が、僕がこれまでやってきたことの『ゼンブ』と思っている」と、新曲の歌詞にある「ぼくの『ゼンブ』賭け」になぞらえて小沢は話している。
MVでは全編にわたり、『ウルトラマン・ゼンブ』の歌詞がメロディに合わせて寸分のズレもなくグラフィックデザインで表現されている。歌詞に含まれる漢字・ひらがな・カタカナ・アルファベットの文字を分解して再構築し、楽曲にシンクロさせてビジュアライズした、独自の映像世界となっている。
MVには小沢のふたりの息子が登場しており、ジャケットにも彼らの写真やシルエットが採用されている。
<以下、小沢健二本人へのインタビュー>
――ミュージック・ビデオの構想はいつ頃生まれた?
もともとSNSに載せるためによくGIF動画(以下GIF)をつくっていたんです。GIFって数枚のグラフィックを連続させて「動く絵」を作るのですが、作りながら一度インスタでコメントしたんだけど、「静止画にリズムをつける」という感じなんですよ。そう考えると現代音楽のようで、面白いんです。それでGIFを作りながら、「動画とは静止画が時系列に並んだものだ」という根源的なことがよくわかって、「じゃあ、こう作ればおもしろいのでは?」とオリジナルな方法論を思いついたんです。それを具現化したのが、このMVです。見た人には「こんなMVない」と言われるのですが、正に、ないものを作ろうとしました。
この10年ほどCDジャケットなどのアートワークを自分でやってきたから、デザインと音楽の関係を、どちらも手を動かして自分で作業しながら、やっぱり考えていた。その中でGIFづくりからアイデアが生まれたんだけど、アイデアの実現にはものすごい枚数のグラフィックが必要で、しかも良いデザインじゃないといけないし。だから高いレベルのグラフィックデザイナーが何人も必要で、リスナーを信じて公募しました。そしたらやっぱりとても高いレベルの人たちからたくさんの応募があって、ものすごい数のポートフォリオを拝見しながら「こんな人たちが聴いてくれてるのか! がんばろ!」と思いました。応募してくださった方、今回はお願いしなかった方々も含め、本当に光栄で、感謝でいっぱいです。
――1カ月という短期間でどのように制作したのか
それはもう今ですから、全員でZoomとSlack(ビジネスコミュニケーションツール)を駆使して(笑)。僕と11人のグラフィックデザイナーとがいて、朝6時まで作業している人がいる一方で、朝6時に起きて「おはよう」って入ってくる人とがいて、このプロジェクトは24時間ぶっ通しで動いていました。みんな東京、大阪、富山とそれぞれの拠点に散らばっていて、会わずにどんどん進んでいく。
グラフィックデザインを連続させて音楽みたいな映像作品をつくる、という手法自体は僕は自信があったのですが、実際にきちんとできたのは、僕の方法論も当たっていたのだろうけど、なんせみんなのスキルと才能と、そして人間性が最高だったからです。みんなで24時間Slackで話をしながらつくっていくのは本当に楽しかった。
なんか、Slackアートという感じはあります。今まで存在しないタイプの映像作品を作るのだから、Slackに雑談チャンネルを作って、そこでの雑談で技術を開発していきました。7歳長男とかも雑談に乱入してきて、そういうエネルギーが作品に影響していったなあと思います。朝起きたメンバーは通知が100とか来てる。(笑)毎日デザインのファイルを僕もふくめてみんなで回して、どんどん技術と理解を深めていきました。
――デザインチーム名は ”Ozawa Kenji Graphic Band”
これ、本当に「バンドやってるときと一緒だ!」と思ったんですよ。お互いに信用し合って、闇の中を進んでいく。「きっとこうやればこうなるはず」と想像図は僕の頭の中にあるわけだけど、これまで世の中にないもの、見たことないものをつくっているわけだから、手探りで闇の中を進んでいくようなんです。その闇の中で、絶対誰かがいいことを思いつく。その光で、また進んでいく。グラフィックバンド内でいくつもの「歴史的瞬間」がありました。だいたい朝4時くらいに(笑)
あと、みんなプロなので、誰かがポーンと新しいものを出してきたときに、何をやってこうなっているのか、お互い即座に理解し合えるんですよね。今回のメンバーは1人を除いてGIFなんて作ったこと、ほとんどなかったんですよ。GIF動画は一般的にアマの世界で、デザイナーのみんなは普段、もっとプロの世界のデザインをしてるから。でもアニメーションやモーショングラフィックではなく、「グラフィックデザインが動く」ということを11人みんながイメージしてくれて、GIFというローテクで、DIY的で、「アマの世界」のものに興味を持つ心の広さがあったから、これだけの時間で作品ができあがった。
――どのような形で指揮をとった?
絵は動かすけれど、「アニメーションにならないように、コマ撮り作品にならないように、モーショングラフィックにならないように」というのは最初からお願いしていました。既視感がない、新しい「動くグラフィックデザイン」である、ということをテーマにして。そして、「しばり」をいくつもお願いしました。プロだからこそ、しばりを楽しんでもらえると思って。(笑)最終的にできた形は、僕が「こうなるはず」と想像していたものを超えていて、それは本当に、11人のデザイナーの創造力と人間性の賜物です。あと僕のライブのスタッフで、本職は映像で、僕の現場では別の仕事をしている女性がいるのですが、ライブが中止になっても、彼女といつもと違う形(編集)で仕事ができたことは最高でした。このMVのための写真撮影も、僕のライブの舞台監督にお願いしたので、ライブの代わりにMVを作っている感覚はありました。
――単独ではなく複数のグラフィックデザイナーが参加した理由は?
この『ウルトラマン・ゼンブ』はそもそも4歳の子どもが言い出したこと(小沢の次男が考えた、歴代ウルトラマンの特徴を「ゼンブ」兼ね備えた最強のウルトラマンのこと)からできあがった曲なので。
子どもってすごく多面的な存在ですよね。不思議なほど老成したところ、残酷なところもあれば、素直さ、可愛らしさもあって。だからそこから生まれたこの曲も、多様なビジュアルでなければ、と考えたんです。だから多様なデザインができる、多様なデザイナーが必要でした。あと単純に、一人でこれだけの量のGIFは作れません!(笑)
多様なバックグラウンドとかタッチが必要だったので、300人近い応募の中から、タッチが「かぶる」方は、才能・実績バリバリでも泣く泣くはずしました。お断りをするのが本当に残念でした。
――若い、新しいリスナーの反応をどう受け止めているか
自分と感覚の近い人が、現在の作品、そして過去につくってきたものをアンテナに引っ掛けて、応えてくれていると感じています。素晴らしい人たちに届いている。気持ちが近い、友人のような人たちに。もうずっとプロモーションらしいプロモーションはしていないにもかかわらず。これは本当にうれしい、ありがたいことですね。
若い人というと、今回公募の呼びかけに応えてデザイナーとして手を挙げてくれた、21歳の言乃田埃(いいのだ・ほこり)さんや25歳の多嘉山ゆりあさんがいい例です。ライフが出た時には生まれていなかったりするのに、うれしいことに僕のリスナーで、同時に才能に溢れていて、スキルも超絶で、僕と感覚が近くて。そういう人たちと友人になって、直接やりとりしてものをつくり上げるというのは、本当にうれしい経験です。
――MVのさまざまな日本語の表現について
「日本語だからできることを意識する」っていうのも、最初からありました。日本語だからこそできるグラフィックデザインってなんだろう?って。日本語のリリックビデオって、何がかっこいいんだろう?と。そのお題にみんなが応えてくれた形です。あとはみんなで研究していくうちに、この映像作品は「詩」なんだなぁということは感じました。あと、大阪のモリサワフォントにうかがわなければいけない、ということも。(笑)
――GIFをベースにしている理由は?
GIF動画って英語圏でのネットコミュニケーションではかなりメジャーな位置にあるんですよ。日本語のネットコミュニケーションだと、みんなスタンプや絵文字を気軽に、そしてすごく繊細に使い分けてるじゃないですか。それに相当するものが英語圏だとGIFというところがあって。インターネットミームではGIFって欠かせないものだし。だから僕の英語圏の生活では、GIFはめちゃくちゃ身近なものです。だから前からGIFを作っていたのですが、今回、日本文化の優れたデザイン感覚でGIFにアプローチすると新しいGIFの世界ができるのではないか……、という話はしました。世界のGIF界に衝撃を与えるようなものがつくれた気がします。(笑)
――自分の手を動かすことにこだわる理由は?
僕は若い頃から自分で会社をつくって音楽活動をやってきていて、そのこと自体がDIY感覚あふれることなんだと思う。ライブの演出だとか、ジャケットやグッズのデザインだとかを自分で舵取りするのは、実は一番自分が、無理をしない形です。
そして手を動かすと、理解も深まります。今回こんなに大胆に一流のグラフィックデザイナーを集めることができたのも、僕自身が一応ソフトウェアがいじれるから、みんなの共通言語で、提案ができる自信がありました。
手を動かすのが好きなんです、要するに。手を動かして損はない。(笑)
――26年ぶりの3カ月連続シングルリリースについて
僕は日本とアメリカとを行ったり来たりする生活を送ってきて、ある意味アメリカにいる間は仕事のスイッチは切れているんです。それがコロナで行き来ができなくなって、ずっと東京にいる。だからずっと仕事しちゃう。(笑)
真面目にいうと、その理由からだけじゃなくて1995年に『強い気持ち・強い愛』、『戦場のボーイズライフ』、『さよならなんて云えないよ』『痛快ウキウキ通り』とかを出していたときみたいな、「仕事しなきゃ」「つくらなきゃ」っていう気持ちがいまはある。世の中の状況も、1995年(注:阪神大震災や地下鉄サリン事件のあった年)とちょっと似ているし、その中で、つくらなくちゃ、という気持ちはあります。
――コロナで制作体制が変わったという影響は?
『ウルトラマン・ゼンブ』などの曲は、コロナの中で発展させた、「新しい弾き語り」と呼んでいます。これをアリーナで、一人でやるはずだった。そういう新しい弾き語りだから、新しい映像がつくのが当然と思いました。曲のつくり方自体がこれまでとは大きく変わっているので。見たことのない、新しい映像を作りたいという気持ちになったというのはあります。「新しい弾き語り」曲のつくり方とこのビデオのつくり方は、似ています。
この『ウルトラマン・ゼンブ』も他にできている曲も、もともとはライブのためにつくっていた新曲だったので、(アリーナツアー中止の代わりにシングル発売を決めて)短期間でレコーディングクオリティに持っていくのは大変だったけれども。コロナになって、なるべくミニマムな人数でやらないといけないという制約の中、新しい、超少人数でできる音楽のかたちではあります。でも、30何人でやる音楽を追求してからの弾き語りだから、ただ弾き語りをするのとは、理解もアプローチもちがいます。そういう意味で「新しい弾き語り」です。
このMVで何よりうれしかったのは、一緒にやってくれたグラフィックデザイナーたちが、明るい気持ちになっていくのがわかった。これは僕も含めてですけど。それが今回の制作で得た、最強に最高のものです。
そういう「みんなが明るい気持ちになるような、へなちょこな作品(笑)というのは、最初の段階から強く思っていました。それがうまくできたと思っています。
Ozawa Kenji Graphic Band
言乃田埃
石川将也
大西裕二(フィヨルデザイン)
小沢健二
お豆腐
佐藤豊
ダイスケ・ホンゴリアン
多嘉山ゆりあ
田口陵(CIDER INC.)
寺澤圭太郎
三木章弘
山下ともこ