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PANTA×鈴木慶一のかの歴史的名盤誕生はピンク・レディーのおかげだった???


本日の回文

私な、ミーとケイ、行け!と~~~見なしたわ\(^_^)/

チーン


ビッグニュース(遅いけど(T_T))!!!と言っても全国で何人の人が小躍りしてるかわかりませんが(T_T)まぁ極々僅かなんだろうけど、少なくとも私はちょいとばかし興奮しています…だって…

待ってました!!!


PANTA×鈴木慶一\(^_^)/

もっとも京阪のビルボードで催される名盤の誉れ高い慶一さんプロデュースのPANTA&HAL、2枚のアルバム『マラッカ』『1980X』全曲ライブのディレクターを慶一さんが務められるとのことで、私には関係ないのだけど(T_T)そりゃ以前なら東京だろーが大坂だろーがすっ飛んでいきましたよ それほどの案件でっせ!!!こいつぁあ!!!


PANTAバンド(PANTA&HAL EXTENDED)のリハーサルを見守る慶一さん


うわぁあぁあぁあぁあぁあ!!!たまらない!!!




岩崎なおみ

@naomiche

本日リハーサル2日目のPANTA&HAL。超絶にクールなみなさま… うぉおぁ〜吠!!#PANTA #鈴木慶一 #菊池琢己 #平井光一 #中山努 #上野洋子 #柏倉隆史 #西田修太 #ワタス pic.twitter.com/T8ZJVb0ABK

8:59 - 2018年10月23日






もう遠隔地ライブは行けないので昨年の東京でのone last night in 東京・三部作第2弾(^o^)私的超絶名盤『クリスタルナハト』全曲ライブが今のところPANTAを目撃した最後ですが、いやーこれがPANTA、死ぬんじゃないか?と思ったくらい実にロックで凄まじかったので今回のライブも凄いことになりそう 良いなぁあぁあぁあぁあ!!!観たいなあぁあぁあ

その昔、やはりPKO(PANTA×慶一オーガニゼイション)のツアーを名古屋クラブクアトロに観に行ったり、東京郵便貯金ホールでの慶一さんのお祭りイベントでのPANTAゲスト出演、逆に今はなき東京のロッキンレストラン(^o^)??日清パワーステーション(安藤百福さん、ありがと!)でのPANTAのお祭りイベントでお二人の共演を観た(野宮真貴さんもゲストだったなあ)こともありましたが、いずれももう終始一貫、徹頭徹尾、夢見心地なお宝ライブでありました 生涯で最も印象に残るライブ(これがまた多いんですがね、私の場合(^o^))のひとつでしたね


これを契機にお二人には新作制作&PKOツアー再び!とはいかないものですかねぇえぇえぇえぇえぇえ

総括回文

やるの?観たい!また、蒔いた?実るや?

チーン


BGM

PANTA
『Again&Again』



※ PANTA:同じレコード会社のピンクレディーが稼いだ金をスタジオで湯水のように遣い(笑)、売れてもいないのに肩で風切って歩いてた気がするよ。



まぁスタジオに金と時間を掛ければ名作が必ずしも生まれるとは限らないけど、私が思い浮かべるのは当時、破格のスタジオワーク、レコーディングに時間が費やされたらしいオフコースの『ワインの匂い』!これは紛れもないJ-POP史上に残る超名盤!大傑作ですね




…などと、あるいは慶応大学三田祭事件の一番の被害者は吉田拓郎だとか(^o^)興味深い話が聞ける二人のロックな対談を例によってブログの最後にこっそり内緒でパクったので日本のロック好きで読みたい人は読みませう!!




公演情報



PANTAX'S WORLD presents
PANTA & HAL. EXTENDED



(1st Stage)Album「マラッカ」Complete


(2nd Stage)Album「1980X」Complete


ビルボードライブ大阪:2018/11/1(木)
1st Stage Open 17:30 Start 18:30 / 2nd Stage Open 20:30 Start 21:30
>>公演詳細はこちら 

ビルボードライブ東京:2018/11/3(土)
1st Stage Open 15:30 Start 16:30 / 2nd Stage Open 18:30 Start 19:30
>>公演詳細はこちら 

INFO: www.billboard-live.com 

【BAND MEMBERS】 
PANTA(Vocals)
岩崎なおみ / Naomi Iwasaki(Bass)
柏倉隆史 / Takashi Kashikura(Drums)
西田修大 / Shuta Nishida(Guitar)
菊池琢己 / Takumi Kikuchi(Guitar)
中山努 / Tsutomu Nakayama(Keyboards)
上野洋子 / Yoko Ueno(Chorus)

Guest:
今剛 / Tsuyoshi Kon(Guitar)
平井光一 / Koichi Hirai(Guitar)
浜田文夫 / Fumio Hamada(Drums)

Director:
鈴木慶一 / Keiichi Suzuki



そしてPANTA、こんな活動もしてたんだ!


白井良明 

@guitar_bancho

PANTA、白井良明、大久保ノブオによる新ユニット!“青空ボーイズ”始動、 2018年12月27日(木)横浜THUMBSUP 2019年1月11日 金沢アートホール PANTA HP brain-police.com白井良明 HP tonpi.net 大久保ノブpocaskajan.com pic.twitter.com/XTwOmPakN2

20:07 - 2018年10月23日












 山木康世(exふきのとう)、ソニーから36年ぶりにソロアルバムをリリース!
ふきのとう解散後も精力的にソロ活動を続けている山木康世。
全国津々浦々をギターを携えて回り、年間数十公演をこなしている。
そんな山木が書き溜めて来た数々の楽曲をセルフ・プロデュース、セルフ・レコーディングで記録したネイキッドな作品集。ソロ作品としては1982年の『泳いで行くにはあまりにも水の流れが速すぎる』以来、36年ぶりにソニーからリリースします。

【収録内容】
1 憂鬱で厄介な笑顔のサンタクロース
2 道祖神の唄
3 ロザリア (with 観月)
4 インスト小曲A
5 松浦武四郎
6 ウエイティングサークル
7 打ち水の唄
8 インスト小曲B
9 山登り
10 天人様
11 インスト小曲C
12 ギターは僕の友達
13 黄昏のビール







天下の安室奈美恵様には流石に敵わないものの欅ちゃんの初の映像作品、売り上げ好調のようですね 私もスゲー欲しい しかしながら欅ちゃん1stアルバム(type‐A)を今年になって漸く手にいれた私…これを手にいれ更に鑑賞できるのはいつの日になることやら(。>д<) 





【ギター女子の秘宝の悲報(T_T)/】


新山詩織が活動休止を発表「新たな夢に向かって頑張ります」


Image may be NSFW.
Clik here to view.


新山詩織

新山詩織が12月12日をもって活動を休止することが発表された。

約6年間アーティストとして活動してきた新山は、自身のオフィシャルサイトにて「私にとっての音楽の存在、この先の未来のことを深く考えるようになり、新たな夢にチャレンジしたいと思うようになりました。でも、それは今までのようにアーティスト活動をしながらでは難しく、支えて下さっている皆さんにご迷惑をかけてしまうと、何度も悩み考えました。それでも、自分の中で揺るがぬ想いを確認した上でたどり着いた答えです」と活動休止に至った思いを告白。さらに「いつも優しく、温かく見守って下さっているファンの皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。これから新たな夢に向かって頑張ります」とファンに向けた感謝の気持ちをつづっている。

新山は2012年にビーイング主催の新人発掘オーディション「Treasure Hunt ~ビーイングオーディション2012~」に「詩織」名義で出場し、グランプリを獲得。同年12月にアーティストデビューした。



残念です!駄菓子菓子、歌いたくなったらいつでも\(^_^)/






辻 詩音👑11/11Zepp 

@shionnu10

10月15日

たくさんのものが壊れて無くなって、そしてまたひとつ生まれました👑👸🏰崩壊と建設です。 10/24発売です。よろしくね。 #辻詩音zepp pic.twitter.com/LAHaKWhwpV

26 リツイート



清竜人







鈴木慶一

@keiichi_suzuki

8 時間

2018.10.18 鈴木慶一セットリストです。 M01 晨鶏 M02 米の花の味ダイジェスト M03 犬の帰宅  M04 鬼火  M05 Backstage Pass M06 Don't bogart me N07 花咲く乙女よ穴を掘れ Free Session with Daniel ~ Blackbird アンコール I Don’t Want To Talk About It (STAFF)






チームしゃちほこ改め、TEAM SHACHI!!!  四人体制で再スタート!!!







DAOKO、3rdアルバムは「私的旅行」内容詳細が明らかに

 

DAOKO「私的旅行」初回限定盤ジャケット



DAOKOが11月14日にリリースする3rdアルバムの詳細が発表された。

タイトル未定(初回限定盤)Amazon.co.jp

タイトル未定(通常盤)Amazon.co.jp

今作のタイトルは「私的旅行」に決定した。収録曲に関しては9月に配信リリースされた「終わらない世界で」の小林武史に加えて「サニーボーイ・レイニーガール」で水野良樹(いきものがかり)、「NICE TRIP」で中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES)が制作に参加。さらにこれまでもDAOKOの楽曲に携わってきたTAKU INOUE、小島英也(ORESAMA)、きくお、神山羊、羽生まゐごなどといった面々が制作陣に名を連ねている。

作品にはほかに「打上花火」の「DAOKO SOLO ver.」が収められることも決まった。初回限定盤に付属するDVDには小林との「終わらない世界で」のスペシャルセッションの様子、山戸結希監督による同曲のミュージックビデオ、そのメイキングが収録される。

DAOKO「私的旅行」収録内容

CD

・終わらない世界で[作詞:DAOKO / 作曲・編曲:小林武史 / Produced by 小林武史]
・サニーボーイ・レイニーガール[作詞:DAOKO / 作曲:水野良樹 (いきものがかり) / 編曲:TAKU INOUE]
・NICE TRIP[作詞:DAOKO / 作曲:中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES)、DAOKO / 編曲:中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES) / Produced by 中野雅之 (BOOM BOOM SATELLITES)]
・オイデオイデ[作詞:DAOKO / 作曲:小島英也(ORESAMA)、DAOKO / 編曲:TAKU INOUE]
・種も仕掛けもある魔法[作詞:DAOKO / 作曲:きくお、DAOKO / 編曲:きくお]
・24h(feat. 神山羊)[作詞:DAOKO / 作曲:神山羊、DAOKO / 編曲:TAKU INOUE]
・涙は雨粒[作詞:DAOKO / 作曲:神山羊 / 編曲:神山羊]
・蝶々になって[作詞:DAOKO / 作曲:羽生まゐご、DAOKO / 編曲:羽生まゐご]
・打上花火(DAOKO SOLO ver.)[作詞・作曲:米津玄師 / 編曲:米津玄師 & 田中隼人(agehasprings)]
and more

初回限定盤付属DVD終わらない世界で

01. DAOKO × 小林武史 SPECIAL SESSION
02. MUSIC VIDEO
03. メイキング収録




『終わらない世界』、いい曲じゃん!…と思ったら小林武史さん… にしても岡村靖幸、米津玄師…あ、忘れちゃいけない片寄明人(great3)も(^o^)DAOKO、恵まれてますねぇえぇえぇえぇえ





奥村愛子

@okumuraaiko

パソコンくんが教えてくれましたが 今日2018年10月22日は 生まれて初めてCDを出した日から (インディーズ盤の「いっさいがっさい」) ちょうど15年とのこと なんとか続けられています ありがとうございます✧ とらわれない程度に初心忘れず〜 pic.twitter.com/VNnC37VXKK

5:48 - 2018年10月22日









PANTA x 鈴木慶一 対談~伝説の『マラッカ』と『1980X』を語るPANTA





 日本のロック黎明期からラディカルな音楽性とライブパフォーマンスで熱い支持を集めた頭脳警察のPANTA。彼がソロを経て、1977年に結成したバンド=PANTA & HALがリリースしたアルバム『マラッカ』(1979)と『1980X』(1980)は、今なお刺激に満ちた傑作として多くのロックファンに語り継がれている。そのアルバムのプロデュースを務めたのが、PANTAと同時代からはちみつぱい〜ムーンライダーズで活動していた鈴木慶一。

 70年代から日本のロックの熱い季節を共に過ごし、それぞれが自身の音楽性を探究してきた両者。二人が出会った頃に起きた“歴史的事件”から、70年代後半〜80年代の変革期にかけて両者が稀代の名盤を生むに至る経緯と名盤にまつわる秘話を語る。




頭脳警察をTVで観て、「ヤラれた!急がねば」と思った。(鈴木)

−−お二人が最初に出会ったのは?

鈴木慶一:私が1951年生まれで、PANTAが1950年。学年で言うと2年先輩に当たるわけですが、私が高校を卒業したのが1970年。

PANTA:頭脳警察の結成は1969年で、来年は50周年を迎える。

鈴木:70年に深夜TVで頭脳警察を観たんですよ。「ヤラれた!」と思ったね。

PANTA:慶一は臍を噛んだんだよね。

鈴木:これは急がねば、と思いましたよ。高校時代までは羽田の自宅に引き蘢って宅録ばかりしていたから、卒業と同時に東京の地図が一気に広がったんだ。

−−記録によると、1970年の9月に開催された「第1回日本語のふぉーくとろっくのコンサート」(日比谷野外音楽堂)にお二人とも出演されています。

鈴木:私がはっぴいえんどのサポートでギターとコーラスで参加していた時だ。あれにも頭脳警察は出ていたか。70年は、高校を卒業してすぐにあがた森魚に出会い、はっぴいえんどのサポートをするという目眩のするような年だった。

PANTA:渋谷の「B.Y.G.」の当時のチラシを見ると、対バンではなかったけれど、頭脳警察も、慶一がいたはちみつぱいも出演していたりするんだよね。

鈴木:70年代前半は何度も同じステージに立っていますよ。そして、はちみつぱいを結成した1971年には有名な*慶応大学三田祭事件が起きる。

* 慶応大学三田祭前夜祭には、はっぴいえんど、頭脳警察、はちみつぱいなどが出演。しかし、はっぴいえんどの出番に頭脳警察が乱入したため、はっぴいえんどはわずか1曲でステージを去る事態となり、両バンドの間に亀裂が生じたと伝えられている……。 

慶応大学三田祭事件は、当事者それぞれの視点で映画になりそうな出来事だった。(PANTA)

鈴木:本来ははつみつぱいのステージの後がはっぴいえんどの出番だったのが、 なぜかすれ違うように頭脳警察が出て来きたんだ。「あれ?」と思って楽屋に戻ると、当時のマネージャーの「風都市」の石塚幸一が、「今から何が起きるか分からないから、お前らは早く帰れ」と。

PANTA:彼は傘を持ってステージに殴り込もうとしていたらしいけど、黒ヘル部隊が俺たちのステージを包囲していたからね。時間が押して1曲しかできなくなったはっぴいえんどは怒った観客に石を投げられたんだ。

鈴木:結局、いまだに真相は分からないね。

PANTA:いちばん被害を被ったのはその後にステージに出た吉田拓郎だったとか、「あの騒ぎを鎮めたのはオレだ!」と遠藤賢司が言い出したりして、伝説化していったところはあるんだけどね。

鈴木:はちみちぱいは、その現場はいなかったんだ。「早く帰れ」と言われて、騒ぎをよそに飲みに行っちゃったから(笑)。

PANTA:あれは当事者それぞれの視点で映画になりそうな出来事ではあった。 後から聞いた話では、はっぴいえんどのメンバーは、小坂忠の結婚パーティに行かなくちゃいけないから1曲しか演奏できなかったらしいけど。

鈴木:はちみつぱいも客から石を投げられたことはあった。70年代初頭はそんな騒々しい、変動の時代だったね。

当時のコンサートは楽屋で仲良く話すなんてことはまったくなかったね。(鈴木)

−−お二人がそれぞれのバンドで同じコンサートに出演していた頃、交流は?

鈴木:ないない。当時のコンサートは同じような音楽を志すバンドだけが集まる形態ではなかったから、楽屋で仲良く話すなんてことはまったくなかったね。

−−音楽性の違いがコミュニケーションを拒む雰囲気だったんですか?

PANTA:それもあっただろうね。俺たちみたいなバンドもいれば、フォーク・シンガーもいるというある意味デタラメな面子だったから。

鈴木:リハーサルを観たり、時には本番も観たりはしたけど、会話はなかったね。そこに「アイツら、上手いな」という嫉妬心も混じったり。

PANTA:1968年くらいから世界中で戦後のベビー・ブーム世代が現れて、同時に色んな変種も出てきたんだ。それが日本のロックの黎明期とも重なった。

鈴木:はっぴいえんどやはちみつぱいが所属していた「風都市」という企画集団と頭脳警察はそもそも仲が良い間柄ではなかったんだけど、「風都市」にいた上村律夫という男が実は昔はPANTAと麻雀をやったりするような仲で……。

PANTA:彼は元ブルース・クリエイションのメンバーで、頭脳警察のギタリストの山崎隆志と近い関係だったんだよ。その山崎の友達が吉田美奈子で、「さよなら世界夫人よ」(『頭脳警察セカンド』1972)にフルートとピアノで参加してもらったりしてね。

鈴木:その後、上村はムーンライダーズ・オフィスの社長になり、それがやがて『マラッカ』にも繋がってゆく。



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自分はボーカルに専念して、音の方は安心して任せられるバンド・スタイルにしたかったんだ。(PANTA)




−−1974年に頭脳警察はラスト・アルバム『悪たれ小僧』をリリース。はちみつぱいも同年に解散し、それぞれが新しい活動に入って行きますね。

PANTA:頭脳警察の解散は75年の12月31日だったんだけど、その頃はもうソロの『PANTAX’S WORLD』(1976)をレコーディングしていたと思う。




鈴木:鈴木慶一とムーンライダースの『火の玉ボーイ』(1976)と同じ頃だ。

PANTA:当時のレコード会社(ビクター)の担当ディレクターの平田国二郎が慶一とも知り合いで、彼が「二人は絶対、話が合う」と言っていたんだよ。

鈴木:平田さんとは、はちみつぱい解散前後、我々のレコードをビクターで出すという話があって、そのとき会ったんだ。

PANTA:なるほど。それで“FLYING DOG”から、はちみつぱいにいた渡辺勝のソロアルバム(『ぼくは白い雲』1976)が出ているのか。

−−“FLYING DOG”は、ビクターが1976年に創設したロックレーベルでしたね。

PANTA:そう。頭脳警察の担当が「今度、ビクターに新しいロックのレーベルが出来るので、PANTA、ソロになっても残ってくれ」と言って来た。その第一弾が『PANTAX’S WORLD』(1976)だったんだ。




−−1977年にはソロのセカンド『走れ熱いなら』をリリースし、PANTA&HALを結成していますが、その経緯は?

PANTA:頭脳警察のときは馬車馬のように前しか見ないでやってきて、ソロになって色んなセッション・ミュージシャンとレコーディングしたんだけど、深い親交になるわけじゃないんだよ。俺はプレイヤーじゃないから、音楽仲間が少ないというのもあったし、ソロで2枚アルバムをつくってみて、自分はボーカルに専念して、音の方は安心して任せられるバンド・スタイルにしたかったんだ。

初対面で、慶一の一言で『マラッカ』のコンセプトが決まった。(PANTA)




−−慶一さんは、慶応大学三田祭事件以来、PANTAさんとは距離を置いていたんですか?

鈴木:最初は会うことを躊躇したよね。やはり、頭脳警察=怖いというイメージがあったから。でも、上村が「パブリック・イメージと違って全然怖くないし、良い奴だよ」って言うので、じゃあ一度会ってみるかと。

PANTA:初めて会ったのは、ビクタースタジオの近くにあった神宮前のバー「カル・デ・サック」だったね。俺、酒飲まないんだけどね。

鈴木:会うまではPANTA & HALって頭脳警察より怖いんじゃないの? なんて思ってたんだけど、話してみたらあっという間に打ち解けて、プロデュースを引き受ける気になっていた。あがた森魚やはっぴいえんどと初めて会った時と違ってなぜか身構える必要がなかったんだ。それは音楽始めて10年近くたってたのもあるし、さらにPANTAのキャラクターのせいなのかもしれないんだけど。

PANTA:初対面で、アルバムのテーマをアラブからの流れのシルクロードかオイルロードかで迷っていると話したら、慶一が「それはオイルロードでしょう!」と。その一言で『マラッカ』のコンセプトが決まったんだよ。

PANTA & HALのライブを観に行ったときは、もう『マラッカ』のサウンドはほぼ出来上がっていた。(鈴木)

鈴木:私がPANTA & HALのライブを新宿ロフトに観に行ったときは、もう『マラッカ』のサウンドはほぼ出来上がっていた。これは相当バンドで練り込んでいるなと思った。



PANTA:『マラッカ』までの2年、時間をかけたからね。頭脳警察のときが完封型ピッチャーだとしたら、PANTA&HALは打たせて捕る型に変わったんだ。

鈴木:初めてライブを観た時は、かなりフュージョンっぽかった印象がある。

PANTA:当時は日本の音楽界にフュージョンの嵐が吹きまくっていたからね.。ギターの今剛はまだ二十歳そこそこだったけど、リハーサルも含めてアイツのミストーンは一度も聴いたことがないぐらい(笑)。

鈴木:しかも、アレンジもほぼ出来上がっているんだ。それをレコーディングに向けていかに変化をつけていくか。パンクもニューウェーヴも登場したし「PANTAとフュージョンっていうのは、この時期どうなのよ?」という疑問も多少あったかな。

PANTA:自分としても抵抗はあったんだよ。音のスタイルではなく、中身のハードネスが重要なんだと自分なりに解釈していたけどね。

鈴木:平井光一と今剛の二人のギタリストは、テンションをつけて複雑なコード進行にしていくんですよ。そのアレンジが実に緻密だった。

PANTA:そこには俺は一切口を出さなかったからね。

鈴木:それで俺に口を出させたんだ?(笑)。

PANTA:そうそう(笑)。プロデューサーだからしょうがない。

胃が痛くなった初めての本格的なプロデュースとレコーディング。(鈴木)

−−『マラッカ』の緻密なアレンジとテンションの高い名演は、PANTAさんの世界観と共に話題になりました。

鈴木:緊張感はあったね。私も本格的に知り合い以外をプロデュースするのはほぼ初めてだし、バンドとは初対面だったから、どっちのテイクにするかでモメたり、胃が痛くなりましたよ。レコーディングは細野(晴臣)さんのアシスタントであがた森魚の『日本少年』(1976)をプロデュースしたときに学んだバンド・アレンジを踏襲して、最初はドラムズとベースのアンサンブルを決める。そこが録音出来たなら先に行ける。ギターの修正とかね。その後、「俺、退屈だから帰るわ」ってベースの村上元二が帰っちゃったのは驚いたけどね。

PANTA:マイペースだったからね、亡くなった元二は。

−−レコーディングは3ヶ月かかったそうですね。

鈴木:録音用のリハーサル中に私は第一回目の難聴になるんだ。レコーディングの前半はそれでOKテイク出してたんだから、今思えば冷や汗ものですよ。時間がかかったのは自分の至らなさゆえです。

PANTA:同じレコード会社のピンクレディーが稼いだ金をスタジオで湯水のように遣い(笑)、売れてもいないのに肩で風切って歩いてた気がするよ。

鈴木:『マラッカ』のレコーディングをした78年頃は、フュージョンと同時にパンクやテクノなど新しい時代の音楽が芽吹いた頃でもあって、そのちょうど分岐点だった。




PANTA:そこはムーンライダーズにも葛藤があったでしょ?

鈴木:我々は『ヌーベル・バーグ』(1978)の後、『モダン・ミュージック』(1979)の時にグッと舵を切る。

−−『マラッカ』は、そんな過渡期に生まれたアルバムだったと?

鈴木:そう。フュージョンの残り香はするけど、ニューウェイヴ的なアプローチやサンバやガムランなども取り入れながら変化をつけていった。「マラッカ」という曲なのに、なんでサンバなんだという疑問は残るものの(笑)。


PANTA x 鈴木慶一 対談~伝説の『マラッカ』と『1980X』を語るPANTA

「マラッカ」の〈20万トンタンカー〉は最初は50万トンだったんだ。(PANTA)

PANTA:オイルロードというテーマでアルバム用に曲もつくって、その中から選曲したんだけど、慶一に何曲か落とされたね。

鈴木:おそらくアルバムの曲の倍くらいあったと思う。バラードを減らして、アップテンポの曲を増やしたんだ。アルバムのタイトルも『マラッカ』でキマリだった。

PANTA:マラッカ海峡は日本の生命線だからね。実は、あの歌詞に出てくる〈20万トンタンカー〉は、最初は50万トンだったんだけど、調べてみたらあの辺りは岩礁が多くて20万トン以上のタンカーは通れない。それで急遽変えたんだ。

鈴木:PANTAは音に関しては完全にお任せなんだ。そういう意味ではプロデューサーをプロデュースしていると思ったね。スタジオでもふっと見ると調べものをしながら歌詞を書いているんだよ。事実確認が慎重なんだ。

PANTA:後で歌詞を突っ込まれたりするタイプだからね、俺は(笑)。

鈴木:「つれなのふりや」って何なんだろうと思ったよ。

PANTA:あれは安土桃山時代の隆達小唄集に収められている「つれなのふりや すげなのかおや あのようなひとが はたとおちる」からで、つれないふりやすげない顔をしている人に限って、あっと思うような恋に落ちるというラブソングなんですよ。

−−「極楽鳥」だけはアルバムのテーマと別ですが?

PANTA:あの曲だけは番外編で、77年にT・レックスのマーク・ボランが亡くなって書いたんだ。頭脳警察は5人組でスタートしたんだけど、ケンカして3人が辞めて、俺とドラムのTOSHIしか残らなかった。そこでメンバーを探せばいいんだけど、「そういえばティラノザウルス・レックス(T・レックスの前身名)も同じ編成だよな」って。当時、『ユニコーン』というアルバムが大好きだったし、思い入れがあってね。

鈴木:私もティラノザウルス・レックスは擦り切れるほど聴いた。70年代初頭はお互いに対立する関係にあったにせよ、そういう嗜好同一性はやっぱり、どこかにあったんだね。

東京をスライスするテーマと、パンク/ニューウェイヴの波が合致した『1980X』。(PANTA)




−−1980年のアルバム『1980X』も慶一さんプロデュースですが、サウンドはここでパンク/ニューウェイヴに転換します。

PANTA:79年になるとすでに色んな連中が新しい試みを始めて、パンク/ニューウェイヴ/テクノが勢いづいてきて、俺もフュージョンよりシンパシーを感じたんだよ。そこで音楽的な方向性の違いから今剛と村上元二が抜けて、HALには新たに長尾行泰(Guitar)中谷宏道(Bass)が加わった。

鈴木:その前にPANTAはずっと『クリスタルナハト』の話をしていたから、次はそうなるかと思っていたら……

PANTA:構想はすであったんだけど、『1980X』の方が先だろうと思ったんだ。『クリスタルナハト』がリリースされるのは、そこから約10年かかったからね。

鈴木:私はタイトルはてっきり『198X』だと思っていたけどね。

PANTA:俺の意図したXデーの意味からいくと『198X』が正しいんだよ。国際都市・東京をスライスするというアルバムのテーマは『マラッカ』の頃から考えてはいたんだ。オイルロードを通り、東シナ海を抜けて、東京に着いたその先だよね。そのテーマが音楽の新しい波とも合致した。

鈴木:ロンドン、ニューヨーク、東京。要するに国ではなく都市の音楽ということだよね。それが80年くらいから世界で同時に起きた。HALもメンバーが変わり、サウンドも当然変わる。

PANTA:自分でもフュージョンの反動がこっちには出ているような気がするね(笑)。

鈴木:今度はコード進行を複雑にしないうちにつくっちゃおうと(笑)。これはミュージシャンの特性で、揉めば揉むほどややこしくなっていくから。特にギタリストはね。

PANTA:そうそう。少しでも時間があると色々工夫しちゃうから(笑)。

鈴木:『マラッカ』の音は時間をかけて練り込まれていたから、私がサウンド面でやったことは実質2〜3割くらいだと思うんだ。ちょっとしたマイナーチェンジによって、いわゆる手練のスタジオ・ミュージシャンの仕上がりにしないようには気をつけたけどね。

PANTA:なるほど。あらためて慶一の気持ちを聞いた気がするね。当時はこんな話はまったくしなかったから。

鈴木:たぶん、スティーリー・ダンも『Aja』の時はそうだったと思う。チャック・レイニーのようなミュージシャンからいかに手練ではないプレイを引き出すか。そこに時間がかかったはずだよ。

PANTA:そりゃ、慶一も胃を壊すわな(笑)。



『マラッカ』と『1980X』は、70年代と80年代の間に起こったロックの変貌が表れている。(鈴木)

鈴木:『1980X』のときは、ギター・サウンドはとにかくソリッドにと意識したね。ギタリスト二人のアンサンブルが面白かったから。

PANTA:俺も『1980X』の方が慶一の色が出ていると思うし、当時のムーンライダーズと重なる感じもあるよね。

−−アルバムの中で「オートバイ」という曲を慶一さんが手がけたのは?

鈴木:あれは担当の平田さんの提案だったと思う。この少し前にCMで書いた気に入った曲があって、それを元にしたんだ。「オートバイ」というテーマは、たぶんPANTAをイメージしたんだろうね。

PANTA:この曲は俺もすごく好きなんだけど、自分で書いたら先ず「オートバイ」なんてダサいタイトルは出てこない(笑)。

鈴木:あれは映画『あの胸にもういちど』の原作のマンディアルグの原題から付けたんですよ。

PANTA:慶一から夜中に電話があって、「オートバイのギアっていくつあるの?」なんて聞いてきたからね。バイクのことホントに何も知らないんだ(笑)。

−−『1980X』の裏ジャケットには、ドゥカティのバイク“パンタ(PANTAH)”に乗るPANTAさんの姿が映っていますね。

PANTA:俺はPANTAという名前がずっと大嫌いだったの。これを機に名前も変えようとすら思っていたら、79年に大好きなイタリアのバイクメーカーのドゥカティから“パンタ500”というニューモデルが登場してね。撮影の時は横浜に2台あったパンタを借りて、もうこれで、PANTAという名前は変えられないと思ったね(笑)。

鈴木:それは知らなかった。そもそも、PANTAはいつからのあだ名なの?

PANTA:17か18くらいから。60年代のフーテン仲間は当時、みんなメフィストだの、ゼロだのってあだ名で呼び合っていて、その頃付けられたんだよ。

鈴木:そういえば、このアルバムの時、HALのメンバーに髪を切らせたんだ。「もう長髪の時代じゃないよ」と言って、平井光一くんが激怒した記憶があるけど、俺も随分失礼なことを言ったよね。

PANTA:俺も髪は切ったよ。世はもうテクノカット全盛期だったからね。ただPANTA&HALは、3枚のアルバムを残して81年解散。その後、ソロで出したラブ・ソング・アルバム『KISS』(1981)が不評で、硬派のファンの間で不買運動が起きたりと、まぁ、80年代も色々あった。

鈴木:あの頃、時代が大きく変化するタイミングを迎えていたんですよ。『マラッカ』と『1980X』は、まさに70年代と80年代の間に起こったロックの変貌が明確に表れているアルバムだと思う。

PANTA & HALのメンバーと今の若手のミュージシャンとのコラボレーションは期待できると思うよ。(PANTA)

−−11月には日本のロック史上に残る名盤『マラッカ』と『1980X』のコンプリート・ライブが大阪と東京の[ビルボードライブ]で実現します。

PANTA:いつか実現したいと考えてはいたんだけど、来年は頭脳警察が50周年を迎えるので、タイミングとしては今しかないんじゃないかと思ったんだ。そのステージのディレクションを慶一にお願いするのは必然的な流れだったね。

鈴木:私の役割は当時のアルバムのクレジットと同じくディレクター。今回は若手のミュージシャンのチョイスからライブ・アレンジなどをディレクションする役ですね。経験者として語るのもいやだけど、一枚のアルバムの曲を通してやるのは非常に緊張感がある。しかもステージごとにアルバムが違うんだから、これは大変ですよ。

PANTA:ああ、そうか。でも、当時のPANTA & HALのギタリストである今剛、平井光一、ドラマーの浜田文夫と、慶一が選んでくれた若手のミュージシャンとのコラボレーションは期待できると思うよ。アルバム未収録のライブでしかやっていなかった曲もできればと。

鈴木:アルバムを再現しつつ、2018年ならではのプラスアルファを感じてもらえるステージにしたいと思っていますが、さてどうなるか? 

PANTA:慶一には胃薬を用意しておくよ(笑)。HALのメンバーも気合いが入っているらしいし、俺も楽しみにしているから良いステージになると思うよ。








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